ウレタン塗膜防水の耐久年数は?相場は?長持ちさせるポイントを解説

ベランダや屋上からの雨漏りを防ぐための防水工事。
手軽に行えるウレタン塗膜防水は、汎用性の高さから人気の工事です。
気になる耐久年数は8~10年とされており、長持ちさせるには定期的なメンテナンスがポイントです。
本記事では、ウレタン塗膜防水の特徴や工法を分かりやすく説明しています。
「本当にウレタン塗膜防水でいいのかな?」という迷う気持ちを解消できるよう、最後までお読みください。
この記事でわかること
- ウレタン塗膜防水の特徴
- ウレタン塗膜防水の工法
- ウレタン塗膜防水のメリットとデメリット
- ウレタン塗膜防水を長持ちさせるポイント
修工舎では、防水工事や修繕工事を承っております。
雨漏りや漏水から建物を守り、劣化を防げるよう、精一杯お手伝いいたします。
以下のリンクからお問い合わせが可能なので、ぜひご連絡ください。
ウレタン塗膜防水の特徴

防水工事である、ウレタン塗膜防水。
概要や耐久年数、相場について説明します。
ウレタン塗膜防水は防水工事の1種
ウレタンはポリウレタンが正式名称で、プラスチック樹脂です。
このウレタンを塗料にし、重ね塗りして防水加工する方法を、ウレタン塗膜防水といいます。
塗膜防水について詳しく知りたい方は、以下の記事もお読みください。
防水工事により、建物への水の侵入を防げます。
- ベランダ
- ビルの屋上
- 集合住宅の共用廊下
以上のような場所に、防水工事を施します。
ウレタン塗膜防水は、施工する床や面積の形状を問わない汎用性の高さが特徴です。
耐久年数:8~10年ほど
ウレタン塗膜防水は屋外に施すため、紫外線や汚れで劣化してしまいます。
耐久年数は8~10年ほど。
保護材であるトップコートを塗り替えて、メンテナンスします。
- 使用する材料
- 施工精度
- 環境
これらによって、耐久年数は変わります。
定期的なメンテナンスと清掃がおすすめです。
相場:1㎡あたり5,000円~
ウレタン塗膜防水は、5,000~8,000円/1㎡の費用が必要です。
選ぶ工法によって、価格が変わります。
複数社に見積もりを取って比較してみましょう。
修工舎でもウレタン塗膜防水を施工できます。
無料でお見積もりいたしますので、以下リンクよりお問い合わせください。
ウレタン塗膜防水の工法

ウレタン塗膜防水の工法には、2種類あります。
密着工法と通気緩衝工法です。
密着工法
X-2工法とも呼ばれる、密着工法。
現在の下地にウレタン防水材を直接塗ります。
下地が既に水を含んでいた場合は、ひび割れの原因になるので注意が必要です。
雨漏りがなく、既存防水層の状態が良ければ採用できる工法といえます。
通気緩衝工法
通気緩衝シートを下地に貼り付けた後ウレタンを塗る、通気緩衝工法。
X-1工法ともいわれています。
下地に含まれる水分を、通気緩衝シートが逃がしてくれます。
密着工法は、下地が水を含んでいるとひび割れしてしまう点がデメリットです。
しかし、通気緩衝工法は下地の状態に左右されません。
その分、密着工法より費用が上がります。
ウレタン塗膜防水のメリットとデメリット

ウレタン塗膜防水には、以下3点のメリットが挙げられます。
- コストパフォーマンスが良い
- 施工場所を選ばない
- 継ぎ目がない
仕上がりは職人の腕に左右される点と、定期的なトップコートの塗り替えが必要な点はデメリットです。
メリット①:コストパフォーマンスが良い
防水工事を広い面積に施す場合、コストが気になるケースもあるでしょう。
ウレタン塗膜防水は、コストパフォーマンスに優れます。
塗料として使われるウレタンは、材料費が安価です。
さらに、一般的な防水工事のため工事費用も安価。
コストパフォーマンスが良い点は、ウレタン塗膜防水の大きなメリットです。
メリット②:施工場所を選ばない
ウレタン塗膜防水は、どんな場所でも施工しやすいといえます。
ウレタン塗料や施工方法に、以下の特徴があるからです。
- 液体の塗料で施工場所の形状を問わない
- 既存防水層の上にも重ね塗りできる
- 重量が軽いので建物に影響が少ない
どのような場所でも柔軟に対応できる点は、ウレタン塗膜防水のメリットです。
メリット③:継ぎ目がない
ウレタン塗膜防水は塗料を塗る施工方法のため、継ぎ目がありません。
防水工事にはシートを貼り付ける施工方法もあり、継ぎ目ができるのがデメリットです。
しかしウレタン塗膜防水は継ぎ目ができず、隙間から雨漏りする心配もありません。
デメリット①:職人の腕に左右される
ウレタン塗膜防水は、手作業でウレタン樹脂を塗ります。
そのため職人の腕に左右され、仕上がりに差が出るケースもあるでしょう。
慣れていない業者が施工すると、塗膜層が薄すぎたり逆に厚すぎたりします。
防水工事に慣れた施工業者への依頼を行うと安心です。
デメリット②:定期的なトップコートの塗り替えが必要
ウレタン塗膜防水は、1回施工すれば終わりではありません。
塗布したウレタン樹脂は、紫外線により経年劣化します。
定期的なトップコートの塗り替えが必要です。
どんな防水工事でも定期メンテナンスは必須ですが、耐久年数に違いがあります。
施工場所や用途によって、防水工事の種類も変わります。
工務店や施工業者に見積もりの際、防水工事の種類や材料を相談しましょう。
ウレタン塗膜防水を長持ちさせるポイント

ウレタン塗膜防水の耐久年数は8~10年ほどです。
少しでも長持ちさせるには、以下のポイントを意識してください。
- 定期的な点検と清掃
- トップコート塗り替え
- 見積と比較検討
定期的な点検と清掃
ウレタン塗膜防水を長持ちさせたいのであれば、定期メンテナンスは必須です。
小さなひび割れや剥がれであれば簡単な修繕で済みます。
点検を兼ねて、施工場所は定期的に清掃してください。
ウレタン塗膜防水のトップコートについては、以下記事でも詳しく説明しています。
変色したらトップコートを塗り替える
上に重ねるトップコートは、防水層を守る役割があります。
そのため定期的にトップコートを塗り替えなくてはなりません。
もしもトップコートが剥がれると、紫外線や太陽の熱に防水層が晒されてしまいます。
黄色く変色したときは、トップコート塗り替えのサイン。
お近くの工務店や施工業者へ、トップコートの塗り替えを依頼しましょう。
耐久性の高いトップコートであれば、塗り替えが少なくて済みます。
ウレタン塗膜防水を依頼する際に、トップコートの種類についても相談してください。
相見積もりで比較検討する
適正価格を知るために相見積もりを取りましょう。
相見積もりの際に、使用材料や工法を確認してください。
施工場所に適した材料や工法を、複数の業者からの見積内容で確認しましょう。
分からない・不安な点は、業者に質問してください。
回答時の応対から、真摯に向き合ってくれる業者を選定しましょう。
修工舎でもお見積もりいたしますので、以下リンクよりお問い合わせください。
なお、ウレタン防水の単価については、以下の記事でも説明しています。
まとめ:ウレタン塗膜防水は定期メンテナンスで長持ちします!

ウレタン樹脂を塗布してトップコートで防水層を守る、これがウレタン塗膜防水です。
定期的な点検と清掃で、トップコートの塗り替えタイミングを逃さないようにしましょう。
定期メンテナンスが、長持ちの秘訣といえます。
施工場所を選ばず、継ぎ目からの雨漏りがない点は大きなメリットです。
ウレタン塗膜防水の施工を検討中でしたら、修工舎へご連絡ください。
防水工事のプロが、お見積もりや相談に伺います。