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外壁と屋根の塗装は同時がおすすめ!工事期間や必要な時期など徹底解説

塗装工事

塗装工事は、建物を雨風や紫外線から守るために定期的に行わなければいけません。

そんな塗装工事ですが、専門業者から外壁と屋根を同時に施工する提案を受けるケースがあります。

同じ塗装工事とは言え、外壁と屋根を同時に施工するとどのようなメリットがあるのか気になる方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、外壁と屋根の塗装を同時に行うべき理由をはじめ、工事期間や必要な時期などについてご紹介いたします。

外壁と屋根の塗装は同時がおすすめな理由

専門業者が外壁と屋根の塗装を同時におすすめするのには、いくつかの理由があります。

その理由を知ることで、別々で施工をするのか、同時にするべきなのか検討しやすくなるはずです。

ここでは、外壁と屋根の塗装を同時に行うおすすめな理由についてご紹介いたします。

足場代が1度で済む

外壁と屋根の塗装を同時にすることで、塗装にかかるトータル費用をおさえられるといったメリットがあります。

塗装工事には職人の人件費や施工費用などさまざまな費用が発生しますが、その中には足場代も含まれます。

足場代は塗装費用のおよそ20%を占めるため、非常に高額なものです。

外壁塗装と屋根塗装を別々に行うとそれぞれ足場を組む必要があり、2回分の費用がかかります。

両方の工事を同時に行うことで足場代を1回分節約できるため、トータル費用をおさえられるのです。

メンテナンス時期をそろえられる

外壁と屋根の塗装を同時にすることで、メンテナンス時期をそろえられるといったメリットがあります。

塗装工事を行うためには、事前に専門業者による現地調査や見積書の作成、スケジュール調整や施工準備などさまざまな手順を踏まなければ施工できません。

外壁と屋根の塗装を同時に行うことで、それらの手間を1回にまとめられるでしょう。

外観の印象を大きく変えられる

外壁と屋根を別々に塗装すると、もう一方の色に合わせて色を選択しなければいけないため色の選択肢が限られてしまいます。

両方の塗装を同時に行うことで、色を自由に選択できるでしょう。

これまでの色とは大きく異なった色にすることができるため、外観の印象を大きく変えられるといったメリットがあります。

【一戸建て】外壁・屋根塗装にかかる工事期間

外壁と屋根塗装を行う場合、おおよその工事期間は2週間程度とされています。

ここでは、それぞれの工程や期間についてご紹介いたします。

施工準備

塗装工事を行う前に、安全な作業を行うための足場を組むことや高圧洗浄による汚れ・古い塗料の撤去などを行います。

期間はおおよそ2日ほどかかります。

下地処理

外壁や屋根のひび割れを補修するコーキング処理や、塗料の密着力を高めるケレン作業なども必要です。

施工に必要な期間はおおよそ2日ほどですが、ひび割れが多く発生していればさらに1日から2日必要になるかもしれません。

外壁の下塗り

外壁の下塗りでは、接着剤のような役割を担うシーラーを塗布していきます。

外壁の損傷が激しい場合には、2度行うことがあります。

この工程に必要な工期はおおよそ1日です。

外壁の中塗り・上塗り

ローラーや刷毛を使用して、塗料を塗布していきます。

中塗り塗料が乾いてから上塗り塗料の塗布を行います。

この工程は塗料の乾燥時期を加味して2日ほどかかる見込みです。

屋根の下塗り

外壁と同様にシーラーを塗布します。

ただし、スレート屋根の場合には縁切り作業などが必要になるでしょう。

この工程は1日ほどかかります。

屋根の中塗り・上塗り

この工程は外壁と同様に塗料を塗布していきます。

乾燥を含めて2日ほど必要になります。

点検・手直し

塗りムラや施工漏れがないかの最終点検を行います。

ここで修正箇所が見つかれば、都度対応していくこととなるでしょう。

おおよそ1日でこの工程が完了します。

後片付け

塗装工事に問題がなければ足場の解体や清掃作業を行います。

おおよそ1日で作業を終え、これで全工程が終了になります。

【一戸建て】外壁・屋根塗装の費用相場は?

外壁と屋根塗装の費用相場は、平均して110万円から170万円とされています。

ただし、坪数ごとによって金額が変動します。

例えば、20坪のご自宅であれば90万円から150万円、30坪であれば110万円から170万円です。

また、40坪では120万円から180万円、50坪では140万円から200万円になります。

費用に差が開いているのは、使用する塗料によって金額が変動するからです。

使用する塗料のグレードによっても必要な費用が大きく異なるため、施工を検討する場合には専門業者に見積もり依頼と使用する塗料について相談することをおすすめします。

外壁・屋根塗装が必要な時期とは?

外壁と屋根の塗装は、施工する時期が遅れてしまうと外壁材の劣化や雨漏りなどの問題の原因になりかねません。

そのため、適切なタイミングで施工を行っていくことが大切なのです。

ここでは、外壁・屋根塗装が必要な時期についてご紹介いたします。

ひび割れが発生している

屋根や外壁にひび割れが発生している場合には、早急に専門業者への相談が必須です。

ひび割れは経年劣化や施工不良、地震などのさまざまな問題によって起こり得る症状です。

この症状を放置しているとそこから雨水が浸入し、雨漏りやサビの原因になりかねません。

結果として、外壁や屋根の劣化を進め建物の寿命を短くしてしまう可能性があるのです。

小さいひび割れでも対処しなければ次第に状態が悪化していくため、すぐに専門業者に相談することをおすすめします。

塗膜に剥がれや膨れがある

経年劣化や施工不良などの要因によって、塗膜の剥がれや膨れが生じることがあります。

剥がれている箇所は保護ができていない状態であり、放置していると範囲が広がってしまいかねません。

また、膨れの症状も放置しているとその箇所から塗膜の破損が起こり、状態が悪化してしまうでしょう。

塗膜の剥がれや破損が生じた場合、そこから外壁材や屋根材の劣化が進行するため、早急な対策が必須です。

シーリングに亀裂がある

外壁材同士や窓枠の縁などの隙間を埋めるシーリング材は、5年から10年を目安に寿命を迎え、亀裂などの破損が生じることがあります。

シーリング材は建物内部への雨水の浸入を防ぐだけではなく、外壁材同士のクッション材のような役割や建物の気密性を保つといった役割を担っている大切なものです。

そのため、シーリングの亀裂を放置していると雨漏りや建物の耐久性の低下などの問題が起こりかねません。

シーリングの亀裂を発見した場合、すぐに専門業者に相談して対処してもらいましょう。

チョーキング現象が発生している

外壁に触れた際に、白い粉のようなものが付着するチョーキング現象は、塗装の効果が失われていることを表す劣化症状です。

これは紫外線などにより塗料に含まれる合成樹脂が分解され、粉状になった顔料が白い粉となって浮き出ることによって発生する現象です。

この状態のまま放置していると雨風や紫外線から建物を保護できないため、外壁材の劣化が進み、ひび割れや腐食といったさまざまな問題の原因になりかねません。

外壁材のひび割れや腐食が起こると、補修工事に膨大な費用がかかる可能性があります。

このようなことを防ぐためにも、チョーキング現象を確認したらすぐに専門業者に相談しましょう。

カビやコケなどが発生している

塗装の機能が低下して外壁や屋根が水分を含みやすくなった場合に、カビやコケが発生することがあります。

カビが発生すると黒ずんだ色になり、コケであれば暗い緑がかった色になるため、見た目が損なわれてしまうでしょう。

カビやコケは異臭や健康被害などの問題も起こり得るため、専門業者に相談して高圧洗浄による撤去と塗装工事を行いましょう。

カビやコケは放置していると範囲が拡大していくため、症状が軽いうちに対処することで手間も費用もおさえられるはずです。

まとめ

建物の保護に必要な塗装工事ですが、施工には相応の費用が必要になるため、可能であれば費用をおさえたい方も多くいらっしゃるでしょう。

今後塗装工事を検討する際には、外壁と屋根を同時に塗装することを検討し、信頼できる専門業者に相談することをおすすめします。

専門業者に相談することによって、プロの目線から適切な時期や工法、使用する塗料までさまざまな提案をしてくれます。

提案内容を加味し、自身が納得する方法を選択してご自宅を守りましょう。

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