火災保険で修理できるもの15選!注意点や申請方法をプロが解説
何気なく加入している火災保険ですが、実はさまざまなものの修理に利用できる可能性があります。
しかし、以下のように悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
「修理できるものがわからない…」
「利用できる条件がわからない…」
火災保険を利用できれば、費用の負担を抑えられます。
そこで今回は、火災保険で修理できるものについて詳しく解説します。
火災保険での修理を検討している人は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること
- 火災保険で修理できるもの
- 火災保険で修理するための条件
- 火災保険の申請方法
修工舎は、火災保険を利用した修繕工事にも対応しています。
詳細を知りたい人は、以下のリンクよりお気軽にお問い合わせください。
火災保険適用や補助金対応工事か知りたい方は下記よりご確認ください
火災保険で修理できるものを一覧表で紹介!
火災保険で修理できるものを一覧にまとめました。
修理できるもの | 保険が利用できるもの |
---|---|
自宅の外壁 | ひび割れ・剥がれ・傷など |
自宅の屋根 | ズレ・剥がれ・破損など |
エアコン | 室外機の故障・カバーの破損など |
自宅の窓ガラス・網戸 | ひび割れ・破損など |
玄関タイル・ドア | 歪みなど |
自宅のカーポート | 破損など |
テレビアンテナ | 破損・転倒など |
ベランダ・バルコニー | 雨漏り・ひび割れなど |
ポスト | 歪み・転倒など |
防犯カメラ | 故障など |
外灯 | 破損・歪みなど |
家財や電化製品 | 故障など |
天井・クロス | 雨漏り・落書きなど |
床・フローリング | 傷み・凹みなど |
水回り | 傷・破裂・水漏れなど |
火災保険で修理できるものは、数多くあります。
「利用できないだろう」と早期に決めてしまうのは、やめましょう。
自分で判断するのが不安なら、業者などの専門家への相談がおすすめです。
【これで完璧】火災保険で修理できるもの15選
火災保険で修理可能なケースについて説明します。
修理できるものを把握しておけば、利用し忘れるといったことも防げます。
それぞれの詳細を見ていきましょう。
自宅の外壁
自宅の外壁は、台風などの災害によって傷ついたり、一部はがれたりします。
以下のような状態は、火災保険で修理可能です。
- ひび割れ
- はがれ
- 傷
- 崩れ など
ただし、色褪せや浮き、膨らみは保険を利用できないので、注意しましょう。
自宅の屋根
自宅の屋根は、修理が必要になることが多い傾向にあります。
屋根が以下のような状態であれば、保険適用可能です。
- 浮き
- 釘抜け
- ズレ
- はがれ
- 破損 など
ただし、塗装や瓦の色褪せは保険を利用できないので気をつけましょう。
エアコン
エアコンも火災保険で直せます。
火災保険が利用できるのは、以下のような状態のときです。
- 室外機の故障
- カバーの破損
- 逆流 など
自宅の窓ガラス・網戸
自宅の窓ガラスや網戸も、火災保険で修理できます。
保険を利用できるケースは、以下のとおりです。
- 窓ガラスのひび割れ
- 窓枠、網戸の破損 など
玄関タイル・ドア
飛来物の影響で玄関タイルやドアに破損があったとき、火災保険で修理可能です。
ほかにも以下のような状態であれば、保険を利用できます。
- 玄関タイルが飛ばされた
- ドアが歪んだ など
ただし、玄関タイルの場合、浮きや色褪せなどは保険適用外です。
自宅のカーポート
強風や積雪により、自宅のカーポートが破損したときも火災保険の対象です。
カーポートは飛来物などで破損しやすいので、火災保険が利用できると知っておくと後々役に立つでしょう。
テレビアンテナ
台風あるいは豪雨などによって、テレビアンテナが破損、転倒したときも火災保険で修理できます。
また、雷による被害はそれほど多くありませんが、契約内容によっては保険金を受け取れるかもしれないため、事前に確認しておきましょう。
ベランダ・バルコニー
ベランダやバルコニーも、以下の場合は火災保険を利用できます。
- 雨漏り
- ひび割れ など
ただし、ベランダの塗装のはがれは、保険利用できないので注意が必要です。
ポスト
ポストも以下の状態であれば、火災保険で修理できるため覚えておくと良いでしょう。
- 歪み
- 転倒
- 破損 など
ただし、塗装のはがれは対象になりません。
防犯カメラ
防犯カメラが故障したときも、火災保険で修理できます。
たとえば、台風で破損した、ショートしたといった場合です。
意外に知らない人も多いため、このタイミングで覚えておきましょう。
外灯
補償内容によっては、外灯も火災保険で修理できるときがあります。
- 破損
- 歪み など
上記のようなケースでは保険を利用できる可能性があるため、施工業者などに確認を取ってみましょう。
家財や電化製品
冷蔵庫、パソコン、テレビなどの家財や電化製品が故障したときも火災保険利用できることがあります。
保険が使えるのに使わず、自分で再度購入するのは損かもしれません。
まずは、火災保険が利用できるかどうか確認してみてください。
天井・クロス
雨漏りによる修理が多い天井やはがれたクロスも、火災保険で修理できます。
また、クロスは子供が落書きをしたときでも、突発的な事故として保険を利用できる可能性があります。
床やフローリング
床、フローリングの傷みや凹みなども火災保険で修理できる場合があります。
たとえば、ものを落として傷つけたといった場合も申請できることがあります。
自分での判断が難しいなら、業者に確認を取りましょう。
水回り
浴槽、洗面台、トイレといった水回りも、状況によっては保険を利用できます。
たとえば、浴槽の傷や洗面台の排水管の破裂、トイレの水漏れなどです。
ただし、浴槽のはがれや染みなど一部保険を利用できないこともあるため、修理する際は事前の確認が必要です。
「火災保険が利用できるのか判断できない」「本当に大丈夫か不安」といった場合は、以下のリンクより修工舎へお問い合わせください。
火災保険適用や補助金対応工事か知りたい方は下記よりご確認ください
火災保険で修理できるものに該当する条件
実は無条件ですべてに保険を利用できるわけではありません。
火災保険で修理できるものに該当するための条件について、詳しく確認していきましょう。
突発的な事故による破損であること
条件の1つ目は、火災、一部の自然災害、落下物などの突発的な事故による破損であることです。
ただし、実際の判断は保険会社が下すため、具体的な事故内容は、保険会社に確認する必要があります。
修理が必要だと判断してから3年以内であること
条件の2つ目は、修理が必要だと判断してから3年以内であることです。
一般的に、火災保険の請求期限は3年です。
これは、時間が経てば経つほど、発生した被害の原因を究明するのが難しくなることが影響しています。
3年という期限はありますが、いずれにしても素早く申請した方が良いでしょう。
修理にかかる費用が20万円以上であること
条件の3つ目は、修理にかかる費用が20万円以上であることです。
損害額が20万円以上であれば、火災保険を利用して修理できます。
もし損害額が20万円を下回ると、実費での修理も検討しなければいけません。
火災保険で修理できるものを検討する際に知っておくべきこと3選
火災保険で修理できるものを検討する際に、知っておくべきことがあります。
知らないと後悔する可能性があるので、あらかじめ把握しておきましょう。
経年劣化だと修理できない
経年劣化が原因である場合、火災保険で修理はできません。
経年劣化は建物の性能や機能が時間とともに落ちる自然な現象で、突発的な事故ではないためです。
ただし、修理が必要となる原因が経年劣化なのか、ほかの要因なのかの判断は容易ではありません。
判断に困る場合は、専門業者に依頼して確認すると良いでしょう。
新築やリフォームの施工不良では適用できない
新築やリフォームの施工不良が原因である場合も、火災保険は利用できません。
たとえば、雨漏りやコーキング不良が見つかっても、施工不良が原因であれば保険適用外です。
施工不良が原因なら、施工業者へ賠償請求を行いましょう。
もし施工不良による欠陥があった場合、10年間は瑕疵担保責任による補償を受けられます。
地震が原因の火災には対応できない
地震は突発的な自然災害ですが、地震による火災は発生する確率や被害の予測が難しく、火災保険の対象から外れています。
どうしても地震に備えておきたいときは、地震保険へ加入すると良いでしょう。
ただし、地震保険のみの加入は認められていないので、火災保険とセットで契約する必要があります。
火災保険で修理できるものが見つかった!申請方法は?
火災保険を申請する手順は、大きく6つのステップに分かれています。
- 保険会社へ連絡し、書類を受け取る
- 施工会社に見積書と被害箇所の写真を依頼する
- 保険会社に必要書類を提出する
- 保険会社が現場を調査する
- 保険金が支払われる
- 施工会社と契約して修理を依頼する
破損箇所を修理する場合は、保険金が支払われてから修理を依頼してください。
もし申請が通らなかった場合、全額自己負担で修理をしなければならなくなるからです。
また、保険金の成果報酬を請求してくる施工会社もあるので事前に確認し、そのような施工会社は避けましょう。
火災保険で修理できるものに関するFAQ3選
火災保険で修理できるものに関するFAQへの回答を紹介します。
FAQに目を通すことで、火災保険についての理解がより深まります。
回答にもしっかりと目を通していきましょう。
火災保険はわざと壊しても補償されますか?
わざと壊した場合は、補償の対象外です。
たとえば、新しい電化製品が欲しいからといって、わざと落として壊しても火災保険は利用できません。
仮に虚偽の申告をした場合は、給付金詐欺とみなされて刑事責任を問われることもあります。
火災保険で家を直したら契約終了になりますか?
契約終了になるケースもあります。
以下の条件を満たすと、火災保険は終了します。
- 契約期間が終了した
- 1回の給付金が保険金の8割に達した
1回の給付金が保険金の8割に達したら契約が終わるので、気をつけてください。
火災保険を請求した後に修理しないとどうなりますか?
特に問題は発生しません。
火災保険の使い道は自由であるため、仮に申請した箇所を修理しなくても特に問題はないのです。
ただし、1度申請した箇所は修理しなかったとき、同じ箇所での再申請はできなくなるので注意しましょう。
まとめ|火災保険での修理を検討しているなら修工舎にお任せください!
火災保険で修理できるものは、数多くあります。
うまく活用すれば、自己負担を軽くしながら破損箇所を修理できるでしょう。
しかし、火災保険を適用できるかどうかを個人で判断するのは容易ではありません。
私たち修工舎は、修繕工事のプロフェッショナルです。
修工舎にご相談いただければ、保険が適用できるかどうか丁寧にお答えいたします。
うまく保険を活用して修理したいという場合は、以下のリンクより詳細をチェックしてみてください。
火災保険適用や補助金対応工事か知りたい方は下記よりご確認ください