屋根の葺き替え工事に補助金は使える?支給の条件や注意点を解説
「屋根の葺き替え工事をしたい…でもなるべく費用は抑えたい。補助金は使えないの?」
このような人のために、今回は屋根の葺き替え工事に補助金は使えるのかについて解説します。
支給の条件や注意点なども解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること
- 屋根の葺き替え工事に使える補助金
- 補助金を受け取るための条件
- 補助金を受け取るまでの流れ
修工舎は外装や内装の修繕工事に詳しいだけではなく、火災保険や補助金についても知識が豊富です。
補助金を使って屋根の葺き替え工事はできないのかとお悩みの人は、ぜひ一度修工舎へご相談ください。
火災保険適用や補助金対応工事か知りたい方は下記よりご確認ください
屋根の葺き替え工事とは?費用相場も紹介
まず、屋根の葺き替え工事とは何か、その費用相場について紹介します。
屋根の葺き替え
屋根の葺き替え工事は、古い屋根をすべて撤去して下地の部分から修理を行います。
損傷が激しいケースでも対応可能な工法で、下地から修理するため次のメンテナンスまでの期間が長く取れるのが魅力です。
葺き替え工事の費用相場
屋根の葺き替え工事の費用相場は、150〜300万円ほどです。
古い屋根を撤去した上で下地の部分からやり直すので工事が大掛かりとなるケースが多く、塗り替えや重ね葺きよりも費用は高い傾向にあります。
ちなみに、塗り替えの費用相場は50〜60万円程度、重ね葺きは100〜120万円程度です。
屋根のメンテナンス方法について、以下の記事で解説しているのでぜひチェックしてみてください。
屋根の葺き替え工事に使える補助金は大きく3種類
屋根の葺き替え工事に使える補助金は大きく3種類あります。
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業制度
- 住宅・建築物安全ストック形成事業
- 自治体独自の制度
それぞれの詳細を確認しましょう。
長期優良住宅化リフォーム推進事業制度
長期優良住宅化リフォーム推進事業制度は、国土交通省が実施している制度で、既存住宅の長寿命化や省エネ化などを目的にリフォーム費用の一部を負担する補助金です。
インスペクションで指摘を受けた箇所のリフォームや屋根の軽量化、瓦の交換、足場の設置といったものが補助の対象となります。
住宅・建築物安全ストック形成事業
住宅・建築物安全ストック形成事業は、住宅および建築物の安全性あるいは耐震性を向上するためのリフォーム費用の一部を補助してくれる制度です。
国土交通省が管轄する事業ではありますが、地方公共団体を経由する間接補助に分類される補助金制度なので、住んでいる地域の自治体によって実施されているかどうかは異なります。
自治体独自の制度
屋根の葺き替え工事を耐震性能を向上させるために行う場合は、自治体独自の補助金や助成金の制度を使える可能性があります。
もちろん、すべての自治体が行っているわけではないので事前に確認する必要はありますが、耐震改修についての補助制度は数多くの自治体が実施しています。
火災保険適用や補助金対応工事か知りたい方は下記よりご確認ください
屋根の葺き替え工事に対する補助金はいくらもらえる?
屋根の葺き替え工事に対する補助金が、いくらくらいもらえるのか確認してみましょう。
制度 | 補助額 |
---|---|
長期優良住宅化リフォーム推進事業 | 対象工事費の3分の1 ※上限:100〜250万円 |
住宅・建築物安全ストック形成事業 | 対象工事費の23% ※上限:83.8万円/戸・多雪区域100.4万円/戸 |
自治体独自の制度 | 自治体ごとで異なる |
屋根の葺き替え工事に対する補助金は、2割から3割程度出るのが通例のようです。
補助金を使っても葺き替えの費用を全額賄えるわけではないということは理解しておきましょう。
屋根の葺き替え工事に補助金を使うための条件
屋根の葺き替え工事に補助金を使うための全国共通の条件は、以下のとおりです。
- 税金の滞納がないこと
- 住居目的の自宅であること
- 暴力団と関係がないこと
上記を守っていれば基本的には、補助金を使えるでしょう。
ただし、細かい条件については市区町村によって異なるので、補助金を使う場合は個別で条件を調べる必要があります。
屋根修理の補助金については、以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
屋根の葺き替え工事で補助金を受け取るまでの流れ
屋根の葺き替え工事で補助金を受け取るまでの流れは、大きく3つのSTEPに分かれています。
- 自治体の情報を調べて工事前に申請を行う
- 工事の着手・完了を確認する
- 補助金を受け取る
利用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
自治体の情報を調べて工事前に申請を行う
まずは、屋根の葺き替え工事を行う住宅がある自治体の補助金の情報を調べてください。
そして、補助金や助成金は工事前の申請が必須です。
もし自分で申請を行うのが大変だという場合は、補助金や助成金に詳しい会社に相談すると良いでしょう。
工事の着手・完了を確認する
工事前に補助金の申請が終わったら、工事の着手を確認します。
補助金を受け取る場合、工事前後の写真が必須です。
また、工事が完了したら報告書の提出も必要となるのでしっかりと確認してみましょう。
補助金を受け取る
工事が完了したら自治体の調査員に確認してもらって、決定通知が届くのを待ちます。
決定通知があったら、補助金を受け取ります。
補助金の受け取りには、1〜2ヶ月ほどかかるため、すぐに受け取れると勘違いしないように注意しましょう。
屋根の葺き替え工事に補助金を使うときに気を付けるべきこと
屋根の葺き替え工事に補助金を使うときは、以下の点に気をつけてください。
- 原則工事前に申請しなければならない
- 申請期間内でも募集が締め切られる可能性がある
- ほかの補助金を併用できないケースがある
補助金は申請期間内でも予算に達してしまうと、受付が締め切られてしまうことがあります。
また、併用できない補助金もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
まとめ|屋根の葺き替え工事に補助金を使う場合は修工舎にご相談ください
屋根の葺き替え工事は、古い屋根を撤去して下地から修理を行う工事のことです。
費用としては150〜300万円程度が一般的ですが、補助金を使えば負担を大きく減らせる可能性があります。
しかし、補助金を受け取るためには条件を満たす必要があり、気を付けるべきことも複数あります。
適切に申請できなければ、補助金が受け取れないこともあるでしょう。
私たち修工舎は、火災保険適用や補助金対応工事についての知識やノウハウが豊富です。
屋根の葺き替え工事に限らず、補助金を利用しての工事を検討している場合は以下のリンクより修工舎へご相談ください。
火災保険適用や補助金対応工事か知りたい方は下記よりご確認ください