屋根塗装は意味ない?メンテナンス不足による修繕トラブルを避けるための対策
「屋根塗装は意味がないと聞いた」
「築15年だけど屋根塗装は必要?」
持ち家をできるだけ綺麗に安全に維持したいとき、屋根のメンテナンスについても考えなくてはなりません。
しかし意味がないメンテナンスは、金銭的負担もあり避けたいものです。
本記事では屋根塗装が意味ないと言われる理由として、次の5つを紹介しています。
- 屋根塗装が必要ない種類
- 屋根の機能に大きな影響がない
- 塗装が原因で雨漏りのようなトラブルが発生する
- 塗装だけではメンテナンス不十分
- 築年数が浅い
屋根塗装を行わず放置していると、さらに大きな修繕が必要になる可能性もあります。
トラブルを避けるためにも、屋根塗装が必要かを見極める方法を知りましょう。
この記事でわかること
- 屋根塗装が意味ないと言われる理由
- 屋根塗装の相場
- 劣化が進んだ屋根の修繕方法
修工舎では、屋根塗装の必要可否を判断する現地調査から対応しております。
お客様に寄り添った提案を行っており、安心してご依頼いただけます。
以下のリンクからお問い合わせが可能なので、ぜひご連絡ください。
屋根塗装が意味ないと言われる理由5選
屋根塗装について検索すると、「屋根塗装 意味ない」の文字が出てきます。
意味がないと言われる理由は、以下の5点です。
- 屋根塗装が必要ない種類
- 屋根の機能に大きな影響がない
- 塗装が原因で雨漏りのようなトラブルが発生する
- 塗装だけではメンテナンス不十分
- 築年数が浅い
1点ずつ詳しく説明します。
理由①:屋根塗装が必要ない種類がある
屋根材の中には、塗装不要な種類があります。
- 釉薬(ゆうやく)瓦
- いぶし瓦
- 素焼き瓦
上記に挙げられる粘土瓦は、塗装の必要がありません。
ただし同じ瓦でも、セメント瓦や乾式コンクリート瓦は塗装が必要なので注意です。
さらに2000年前後に製造された「ノンアスベスト屋根」は、材料が脆く塗装に伴い破損の可能性があります。
自宅の屋根材がどんな種類かは、設計図にて確認可能です。
設計図がなく屋根材が不明な場合は、屋根塗装業者へ問い合わせると良いでしょう。
理由②:屋根の機能に大きな影響がない
屋根塗装は、美観維持に役立ちます。
屋根塗装を行うことで色褪せた屋根や、苔が生えた屋根を、新築時のように美しく見せる効果があります。
ただし、雨漏りを防いだり寿命を大幅に伸ばしたりする機能面への効果は、屋根塗装に大きく期待できません。
屋根塗装しても機能面が大きく強化されるわけではないので、屋根塗装は意味ないと言われてしまいます。
理由③:塗装が原因で雨漏りのようなトラブルが発生する
技術や経験の少ない業者が屋根塗装すると、雨漏りのようにトラブルが発生してしまう可能性があります。
実際にトラブルに遭った人は「屋根塗装は意味がない」と言うでしょう。
屋根塗装は簡単そうに見えて、技術が必要な作業です。
- 下地処理
- 塗料の選定
- 塗布方法
これらを適切に行える、技術力のある業者を選ぶべきです。
理由④:塗装だけでは不十分
屋根塗装は、屋根の表面のみの作業です。
- 深いひび割れ
- 水漏れ
- 腐食
屋根が上記のようなトラブルを抱えている場合、塗装だけでは不十分です。
屋根塗装のみで水漏れのようなトラブルが改善しないため、意味がないと言われてしまいます。
水漏れのようなトラブルが発生している場合は、専門業者による入念なチェックが必要です。
理由⑤:築年数が浅い
築年数が浅い家では、屋根塗装は意味がありません。
塗料・材質により異なりますが、屋根塗装の耐久年数は10年ほどです。
築10年以内の家では、必要性が低いと言えます。
ただし日差しが強い・雨が多いのような立地条件によって、塗装の耐久年数も前後します。
気になるのであれば、信頼できる屋根塗装業者へ相談すると良いでしょう。
屋根塗装の相場
屋根塗装は、おおよそ40〜60万円が相場です。
以下の条件によって、料金も変化します。
- 屋根材の種類
- 使用する塗料
- 屋根の面積
- 立地条件
- 劣化状態
相場を知るために、相見積もりを取ることをおすすめします。
劣化しており屋根塗装が意味ない場合は修繕を行うべき
劣化の進んだ屋根トラブルには、屋根塗装だけでは意味がありません。
屋根の修繕を検討しましょう。
劣化している屋根の基準と、屋根の修繕方法を紹介します。
劣化している屋根の基準
- 屋根塗装の剥がれ・剥離
- ひび割れ
- 雨漏り
- 屋根材の反りかえり
- 屋根材の腐食
これらの症状が見られる場合、屋根の劣化が進んでいると判断できます。
屋根の下まで傷んでいるため、屋根塗装では改善できません。
屋根葺き替え工事または屋根カバー工法で、屋根の修繕を行いましょう。
修繕方法①:屋根葺き替え工事
修繕方法の1つ目は、屋根葺き替え(ふきかえ)工事です。
古い屋根をすべて撤去し、下地を補修して新しい屋根を施工します。
屋根を張り替えるイメージです。
- 新旧の屋根材
- 屋根面積
- 立地条件
上記により費用は前後しますが、足場代を別として約100万~200万円かかります。
修繕方法②:屋根カバー工法
もう1つの修繕方法は、屋根カバー工法です。
古い屋根を残したまま、新しい屋根をかぶせます。
ただし、屋根材が瓦であったり経年劣化が酷かったりする場合、屋根カバー工法は施工を実施できません。
費用は屋根葺き替え工事と同じく条件により前後しますが、足場代を別として約60万~120万円あたりが想定されるでしょう。
屋根塗装に関するよくある質問
屋根塗装に関するよくある質問を紹介します。
- 屋根塗装は自分で行えますか?
- スレート屋根は屋根塗装が不要って本当ですか?
- 屋根塗装に助成金はありますか?
質問①:屋根塗装は自分で行えますか?
屋根塗装をご自分で行うのはおすすめできません。
理由は以下の通りです。
- 屋根塗装は高所作業である
- セルフ作業では足場が組めない
- 屋根塗装には技術が必要
最悪の場合、屋根から転落し死亡するリスクも否めません。
詳しくは、屋根塗装を自分で行いたい人向けの記事をお読みください。
質問②:スレート屋根は屋根塗装が不要って本当ですか?
スレート屋根とは、薄い板状の屋根材を使用した屋根を指します。
2000年前後の初期ノンアスベストで作られたスレート屋根は、屋根塗装が不要です。
耐久性や強度が低いため、塗装が効果を発揮しない可能性があります。
この場合は葺き替えやカバー工法のような、塗装以外のメンテナンスを実施しましょう。
質問③:屋根塗装に助成金はありますか?
2024年10月現在、国からの屋根塗装助成金や補助金はありません。
ただし、市や町、区などで助成金制度を設けている可能性があります。
自分の住んでいる地域の自治体で制度の有無を確認しましょう。
まとめ:屋根塗装が意味ないか修工舎に相談してください
屋根の状態によっては、屋根塗装は意味があります。
- 屋根の塗料の耐久年数が近い・過ぎた
- 屋根の色褪せが気になる
- 築10年で一度もメンテナンスしていない
このような場合は、修工舎にお任せください。
お見積もりや調査は無料で承ります。
もちろん相見積もりでも承りますので、下記リンクからご相談ください。