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コンクリートの屋上の防水工事はいくらかかる?工期や工事の流れも解説

防水工事

常に雨風や紫外線に晒されている屋上は、定期的に防水工事を行わなければいけません。

なぜなら、防水工事を怠っていると屋上の劣化や雨水の浸入による雨漏りの発生など、さまざまなトラブルが発生するからです。

定期的に防水工事を行うためには、施工にかかるおおよその費用を事前に知っておき、計画的に予算を組むことが大切になります。

また、工期や工事の流れを把握しておくと施工をイメージしやすくなるため、具体的に計画を進めやすくなるでしょう。

そこで今回は、コンクリートの屋上における防水工事の費用相場や工期、工事の流れなどについてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。

コンクリートの屋上の防水工事にかかる費用相場

防水工事にはいくつもの種類がありますが、その中でもコンクリートの屋上の防水工事で採用されることのあるものはウレタン防水・FRP防水・シート防水・アスファルト防水の4種類が挙げられます。

それぞれの特徴は後ほどご紹介させていただきますが、ここではそれぞれの工法の費用相場をご紹介いたします。

防水工事の中でも比較的リーズナブルな価格で施工できるウレタン防水とシート防水の費用相場は、1㎡あたり6,000円から8,000です。

また、この2つの防水工事よりもやや高額になるものがFRP防水です。

費用相場としては1㎡あたり6,500円から8,500円ですが、費用が高くなる分より高い防水性や耐久性を見込めるでしょう。

アスファルト防水の費用相場は、1㎡あたり6,000円から8,000円となります。

なお、アスファルト防水にはいくつもの種類があるため、採用する工法によって費用が前後するといえるでしょう。

これらの費用は施工環境や状況に応じて変動することに加えて、別途で高圧洗浄費や足場代などの費用も発生します。

総額は施工ごとに異なるため、今回ご紹介させていただいた金額はあくまで目安とお考えください。

コンクリートの屋上の防水工事の種類一覧

コンクリートの屋上の防水工事にはいくつもの種類があるため、施工箇所の状況に応じていずれかの工法を選択する必要があります。

適切な工法を選択するためには、それぞれの特徴を知っておくことが大切です。

ここでは、コンクリートの屋上における防水工事の種類についてご紹介いたします。

ウレタン防水

ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を施工箇所に塗り重ねることで、防水層を形成する防水工事です。

ウレタン防水は施工費用が比較的安価であることや、他の防水塗料の上からでも重ね塗りできるといった特徴があるため、多くの現場で採用されています。

さらに、継ぎ目のない防水層になるため、施工後に防水層の剥がれが生じて雨水が入り込むリスクを抑えられるといったメリットもあります。

FRP防水

FRP防水とは、ロケットや水槽などのような強度が求められる場面で採用されることのあるFRP(強化繊維プラスチック)を使用して施工する防水工事です。

施工の際には、FRPシートを敷き、その上からトップコートと呼ばれる塗料を重ね塗りすることで防水層が形成されます。

信頼性の高い素材であるFRPを使用するため、高い防水性と耐久性に優れているといった特徴があります。

さらに、他の防水工事に比べて塗膜の乾燥を待つ工程が少ないため、わずか1日~2日のかなり短い工期で仕上げられる点も非常に魅力的です。

シート防水

塩化ビニル製や合成ゴム系のシートを施工箇所に敷くことで防水層を形成する工法が、シート防水です。

シート防水には、施工箇所に対して接着剤を用いて直接シートを貼り付ける密着工法と、専用の機械を用いて貼り付ける機械固定工法の2種類があります。

また、シート防水で使用されるシートは既製品のものであるため、施工する職人の腕を問わず品質に差が生じにくいのです。

さらに、シートを上から被せられるため、シート防水以外の施工を行った箇所であってもそのまま施工ができるといった魅力があります。

アスファルト防水

アスファルト防水とは、液体状に溶かしたアスファルトを染み込ませた合成繊維不織布(ルーフィングシート)を、施工箇所に対して2層以上に仕上げることで防水層を形成する工法です。

この工法には、熱を使わずに防水層を形成する常温工法、トーチバーナーを使用して貼り重ねるトーチ工法、熱で溶かしたアスファルトを使用する熱工法の3種類があります。

アスファルト防水は高い防水性と耐久性を期待できる防水工事であるため、マンションやビルの屋上で採用されるケースが多いです。

コンクリートの屋上の防水工事を行うべきタイミング

ウレタン防水やFRP防水など、これら多くの防水工事の耐用年数は10年から13年前後となっています。

そのため、コンクリートの屋上の防水工事は10年に1回程度のサイクルでメンテナンスを行うことをおすすめします。

仮に適切な時期にメンテナンスを行わなければ、防水機能が失われた防水層が原因で下地に劣化が生じる可能性が高いです。

下地が劣化した場合は大規模な改修が必要となり、想定以上の金額の修繕費用が発生することになりかねません。

そのため、防水工事の耐用年数が近づいている場合は、定期的なメンテナンスを実施する必要があるのです。

コンクリートの屋上の防水工事を行う際の手順

コンクリートの屋上の防水工事には、一連の流れがあります。

施工を検討する場合、工事の流れを知っておくことでイメージがしやすくなるはずです。

ここでは、コンクリートの屋上で行われる防水工事のうちウレタン防水の通気緩衝工法を行う際の手順をご紹介いたしますので、ぜひ依頼前にチェックしてみてください。

コンクリート表面の洗浄

コンクリートの屋上の防水工事では、最初に下地をきれいに清掃する必要があります。

屋上の表面には砂や埃などの汚れが蓄積されているため、これらを取り除かなければ防水層の剥がれが生じるリスクが高まるのです。

プライマーの塗布

洗浄が完了して施工を行える準備が整ったら、まずはプライマーの塗布が行われます。

プライマーとは、接着剤の役割を担っている塗料のことです。

プライマーを塗布することで、下地と防水層の密着性を高めるという効果を見込めます。

通気緩衝シートの敷設

プライマーの塗布が完了すると、次は通気緩衝シートの敷設を行います。

通気緩衝シートには、下地に含まれる水分が原因で起こる防水層の膨れを防ぎ、下地の伸縮を緩衝する役割があります。

コンクリートには水分が含まれていることがあるため、通気緩衝シートを設置することで施工後にトラブルの発生リスクを抑えられるのです。

脱気筒の設置

通気緩衝シートの敷設が完了したら、次は脱気筒の設置です。

脱気筒とは、下地に含まれる水分が蒸発した場合、それを外に逃がす役割を担っている部材です。

この部材を設置することで、水蒸気によって防水層の膨れが起こるリスクを軽減できます。

防水材の塗布

脱気筒の設置まで作業が完了すれば、次はウレタン防水の塗布です。

ローラーや刷毛を用いて、2度塗りを行っていきます。

2度塗りをすることによって、高い防水機能を期待することができるからです。

その後、塗布した防水材が乾燥すると作業完了になります。

トップコート塗布

防水材が乾燥した後は、防水層を紫外線から守る役割を担っているトップコートの塗布を行います。

トップコートを塗布することで防水層の寿命を長持ちさせることができるため、塗り忘れや塗りムラがないように慎重に施工を進めなければいけません。

また、トップコートは防水層よりも寿命が短いため、小まめに塗り替えることが大切になります。

仕上げ

トップコートが乾燥し、全ての作業が完了したら最後に仕上げです。

使用した器材の片付けや周辺の清掃、周辺の保護のために使用したマスキングテープの回収などを行います。

全ての片付けが完了後、防水工事の全工程が終了します。

コンクリートの屋上の防水工事を業者に依頼すべき理由

コンクリートの屋上の防水工事には相応の費用がかかるため、DIYで施工を検討される方がいらっしゃるかもしれません。

DIYで行う場合は、業者に依頼する場合と比べて費用を抑えられるなどのメリットがあります。

しかし、DIYでの防水工事にはさまざまなトラブルが発生する可能性があるため、あまりおすすめできません。

ここでは、コンクリートの屋上の防水工事を業者に依頼すべき理由についてご紹介いたします。

DIYよりも確実

DIYで防水工事を行う場合、作業方法を調べながら手探りで施工を行わなければいけません。

また、専門業者よりも経験・知識が不足している状態での作業となるため、複数の施工ミスが生じる可能性が非常に高いといえるでしょう。

結果として、仮に施工を完了できた場合でも施工不良が生じるかもしれません。

施工不良が生じると、防水層が正しい役割を果たせずに建物内部に雨水を浸入させてしまうといったことも起こり得ます。

一方で、専門知識やノウハウを有した専門業者に施工を依頼すると、このようなトラブルを起こすことなく高品質な施工を実現することが可能です。

高品質な施工を希望する際は、DIYよりも専門業者に依頼することをおすすめします。

建物全体の劣化を防げる

DIYで不十分な防水工事を行った場合、雨水が建物内部に浸入する可能性が非常に高くなります。

仮に建物内部に雨水が浸入すると、鉄骨などの重要な部材に腐食を引き起こすことになりかねません。

鉄骨に腐食が生じると、建物そのものの寿命が大幅に短くなってしまうのです。

さらに、建物を支える力が弱くなるため、耐久性・耐震性の低下により倒壊のリスクが非常に高まります。

このような建物全体の劣化を防ぎながら建物を保護するためには、専門業者への依頼が欠かせません。

住民のクレームを防げる

防水層の劣化に伴い雨漏りが発生した場合、建物の住民からクレームが発生することがあります。

雨漏りによる家具や家電の破損をはじめ、感電や漏電による火災などの命に関わる大きなトラブルにも発展しかねません。

このようなクレーム・トラブルを未然に防ぐためにも、施工実績が豊富な業者に依頼する必要があるのです。

東京都中央区に拠点を置く修工舎では、防水工事・塗装工事・修繕工事などお住まいに関する各種施工を承っております。

弊社は創業以来、東京都・埼玉県・千葉県・茨城県の一部エリアにて、数多くの防水工事のご依頼を承ってきた実績がございます。

これまでに培ってきた数多くのノウハウにより、お客様のご要望通りのご提案や高品質なサービスをご提供させていただくことが可能です。

弊社の強みは、調査から施工、アフターサービスまで一貫して対応可能な点です。

施工管理や保証制度も万全であり、迅速かつ丁寧な対応を常に心がけております。

クレームを起こさずに安心・安全な防水工事をご希望の方は、ぜひ修工舎までご相談ください。

コンクリートの屋上の防水工事に関するFAQ3選

コンクリートの屋上の防水工事はなかなか馴染みのない工事であるため、疑問点が数多くあるかもしれません。

工事前に疑問点があると、防水工事を前向きに検討することが難しくなる可能性があるため、早期に解決する必要があります。

ここからは、コンクリートの屋上の防水工事でよくある疑問をいくつかご紹介させていただきます。

コンクリートの屋上の防水対策はDIYでも可能?

コンクリートの屋上の防水工事は、DIYでも施工することができます。

ただし、先述させていただいた通りDIYでは施工不良が起こるリスクがあるため、あまりおすすめできません。

そのため、防水層の軽度な劣化・損傷であっても専門業者に相談することをおすすめします。

コンクリートの屋上の防水シートは補修でも良いの?

防水シートは建物内部への雨水の浸入を防ぐ大切なものであるため、状況に応じて最適な施工を行わなければいけません。

そのため、軽度の劣化であれば補修でも問題ありませんが、場合によっては交換などの施工も検討する必要があります。

これらの判断は経験豊富なプロに見極めてもらう必要があるため、信頼できる専門業者に相談しましょう。

どんな業者に依頼すればいいの?

ハウスメーカーやリフォーム会社など、さまざまな業者が防水工事に対応可能です。

その中でも特におすすめな選択肢が、防水工事に特化した専門業者です。

屋上やベランダへの防水工事に特化した防水工事の専門業者であれば、高い技術力と専門知識を活かした高品質な施工を期待できます。

専門業者であれば、建物や施工箇所に応じた最適な防水工事を提案してくれることに加えて、防水層のメンテナンス・修理にも対応してくれるなどの多くのメリットがあります。

まとめ

コンクリートの屋上の防水工事を定期的に行うことにより、雨漏りをはじめとした各種トラブルを未然に防ぐことができます。

屋上で何かしらの異変を感じた場合や防水層が寿命を迎える際は、信頼できる専門業者に相談することが大切です。

修工舎には業界歴16年以上の代表を筆頭に、豊富な知識と資格を保有するベテランスタッフが多数在籍しております。

建物の状態だけではなく周辺環境も意識した高品質な施工はもちろん、建物診断や劣化診断も承っております。

建物の良好な状態を維持し、雨風から保護したい方は、ぜひお気軽に修工舎までご相談ください。

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