株式会社修工舎

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屋根の防水シートをDIYで補修する方法まとめ!使われる素材や劣化している時のサインも解説

防水工事

建物への雨水の浸入を防いでくれる防水シートは、年数が経過することでさまざまな症状が発生します。

そのため、定期的なメンテナンスを行いつつ、破損や劣化などの異変があれば早急に補修を行う必要があります。

しかし、補修には費用が発生するため、可能であればDIYで作業を行いたいと考える方がいらっしゃるかもしれません。

DIYであれば、業者に依頼する場合と比べて費用を安く抑えられる可能性があります。

しかし、一方でさまざまなリスクがあるため、防水シートをDIYで補修するのであればどのようなリスクがあるのかを知っておくことが大切です。

そこで今回は、屋根の防水シートをDIYで補修する方法などについてご紹介いたします。

屋根の防水シートをDIYで補修する方法

屋根の防水シートの補修方法は、大きく分けて部分補修と全面補修があります。

それぞれの補修方法には一長一短の特徴があるため、DIYで補修を行うのであればその特徴を知っておく必要があります。

その上で、施工箇所の状況や破損の範囲に応じて補修方法を選択しなければいけません。

ここでは、屋根の防水シートをDIYで補修する方法についてご紹介いたします。

部分補修

部分的に損傷や劣化が生じている場合には、部分補修が最適です。

部分補修を行う場合には、防水シートの破損箇所を切り抜き、下地を作り直してから新しいシートを貼り付けるといった工程を行います。

ただし、これだけでは十分な防水機能を発揮できません。

そこで、下地処理の後にウレタン防水塗料を塗布し、最後にウレタン防水層を保護するコーティングを行う必要があるのです。

部分補修は全面補修に比べて施工規模が小さいため、費用を抑えて防水機能を回復させられます。

しかし、既存の防水シートと新しく生成した防水層との隙間から雨水が浸入したり、既存部分の耐用年数次第ではすぐに全面補修が必要だったりする点には注意が必要です。

全面補修

劣化や損傷が広範囲である場合には、全面補修を行う必要があります。

全面補修とは、屋根を保護している既存の防水シートを全て撤去し、新しい防水シートを設置する補修方法です。

この方法で施工した場合、屋根全体の防水層を新しいものに変えられるため、部分補修のような隙間からの雨水の浸入などのトラブルが起こるリスクを抑えられます。

さらに、交換後の耐用年数が長いため、全面補修を行うことでしばらく安心して建物を利用できるでしょう。

しかし、全面補修は部分補修に比べて費用が割高であったり、施工手順が多かったりするため、DIYで行うのはあまりおすすめできません。

屋根の防水シートをDIYで補修する際に使われる素材

屋根の防水シートをDIYで補修する場合、塩化ビニールシートかゴムシートのどちらかが採用されることがあります。

両者にはそれぞれ異なる特徴があるため、DIYで補修するのであれば、どちらが最適かを判断することが求められるでしょう。

ここでは、それぞれの素材の特徴をご紹介いたします。

塩化ビニールシート

塩化ビニールシートとは、その名の通り塩化ビニール樹脂系の素材でできたシートです。

このシートは熱や紫外線に強く、鳥などに啄まれても穴が開きにくいといった高い耐久性が特徴的です。

さらに、燃えにくい性質があるため、火災が発生したことを想定しても安全に利用できるといったメリットがあります。

一方で、シートの継ぎ目は薬品か熱によって接合されているため、経年に伴いその箇所に剝がれが生じることがある点がデメリットとして挙げられます。

塩化ビニールシートの耐用年数は、15年から20年ほどです。

そして施工費用は、1㎡あたり4,000円から6,000円となります。

ゴムシート

ゴムシートは、加硫ゴムを主原料としたシートです。

このシートを使って施工する場合には、接着剤と粘着テープで貼り付けて行われるため、工期が短く安い金額で施工できるといったメリットがあります。

そのため、施工費用は1㎡あたり3,000円から5,000円といったように塩化ビニールシートよりもリーズナブルです。

ただし、塩化ビニールシートと比べて厚みが薄いため、鳥に啄まれると穴が開きやすいといったデメリットがあります。

耐用年数は10年から12年ほどとなります。

屋根の防水シートが劣化している時のサイン

屋根の防水シートが劣化した場合、さまざまなサインが表れます。

このサインを見逃していると劣化が悪化していき、雨漏りなどのトラブルが次第に発生してくるようになるでしょう。

そのため、劣化サインを見逃さずに劣化の初期の段階で対策を講じることが欠かせません。

しかし、劣化サインとはどのようなものなのか分からなければ、見分けるのも難しいでしょう。

ここでは、屋根の防水シートが劣化している時のサインについてご紹介いたします。

防水シートが膨らんでいる

防水シートの裏側に入り込んだ水分が気化することにより、シートの膨らみが生じることがあります。

シートの膨らみは比較的初期症状であるため、すぐに何か問題が起こるわけではありません。

しかし、膨らみが生じている箇所は破れやすくなっており、そのまま放置していると破損が生じる可能性が非常に高いです。

そのため、膨らみを発見したら放置せずに補修を検討しましょう。

防水シートが破けている

膨れの破裂や鳥の啄み、飛来物の接触などさまざまな要因で防水シートに破れが生じている場合には、すぐに補修しなければいけません。

破けている箇所は防水効果が失われているため、雨水が入り込みやすい状態になっています。

そのため、破れを放置しているとそこから入り込んだ雨水により雨漏りが起こるかもしれません。

防水シートの破れにはいくつもの原因が想定されますが、小まめに屋根の状態を確認してできるだけ早期に発見できるように心掛けましょう。

防水シートにひび割れがある

防水シートには材料を柔らかくして加工しやすい状態にするために、可塑剤と呼ばれる成分が配合されていることがあります。

可塑剤は経年によって気化することで、シートから弾力性が失われて硬くなります。

硬くなったシートはひび割れが生じやすくなり、ひび割れ箇所から雨水が入り込みやすくなっていくのです。

そのため、この状態を放置していると雨漏りが起こるリスクが高まり、早急に対処しなければいけません。

雨漏りしている

天井や壁に水濡れによるシミが発生している・天井から水滴が落ちてくるなどの症状は、雨漏りの典型的な症状です。

建物に雨漏りが発生している場合、すぐに原因箇所を特定して修繕を行い、さらには防水シートの補修を迅速に行わなければいけません。

修繕・補修が遅れてしまうと被害の悪化・拡大していくため、建物の耐久性の低下や住民の命に関わる重大事故の原因になるかもしれません。

雨漏りが発生したら早急に専門業者に相談して迅速に対処しましょう。

防水シートに雑草が生え始めている

風に飛ばされて屋根に溜まった土ほこりから雑草が生え始めることがあります。

雑草はそのまま屋根に根を張るため、防水シートだけではなく下地を損傷させる可能性があります。

下地にまで根を伸ばした雑草を無理矢理引き抜こうとすると、下地を傷つけてしまいかねません。

そのため、下手に触れずに専門業者に相談して対処してもらうようにしましょう。

屋根の防水シートをDIYで補修しない方がいい理由

防水シートの破損・劣化状態によっては、DIYで補修することが可能です。

しかし、DIYで補修を行った場合にはいくつかのリスクが生じるため、あまりおすすめできません。

今後DIYでの補修を検討する場合には、起こり得るリスクを把握した上で検討が必要となります。

ここでは、屋根の防水シートをDIYで補修しない方が良い理由をご紹介いたします。

DIYだと難易度が高い

屋根の防水シートをDIYで補修する場合、施工で必要となるものを全て取り揃えることから始めていかなければいけません。

しかし、ホームセンターなどを巡って必要なものを全て揃えるのは非常に手間がかかるでしょう。

また、場合によっては入手しにくいものもあるため、準備には相応の時間が必要となるのです。

これに加えて、適切な施工手順を適切な方法で進めていかなければいけません。

施工内容によりインターネットで施工手順を検索できる場合がありますが、不慣れな状態で施工を行うのは難易度が非常に高いといえるでしょう。

このように、屋根の防水シートをDIYで補修するのはなかなか難しく、想像以上に時間と手間がかかるため、あまりおすすめできません。

取り返しのつかないことになりやすい

雨水の浸入を防ぐために必要となる防水シートは、適切な施工をしなければ十分な効果を発揮しません。

DIYで補修した際に施工が不十分であった場合、いつの間にか建物に雨水が入り込んでいるといったことは十分起こり得るのです。

場合によっては雨漏りが発生してしまい、膨大な補修費用が必要になるといったことにもなりかねません。

防水シートは建物を長く安全に利用するためには欠かせない施工であるため、施工ミス・施工不良が生じると取り返しのつかないことになることがあるのです。

1人だと作業が難しい

屋根は面積が広いため、そこに貼られている防水シートの補修を1人で行うのは多くの労力が必要となります。

特に真夏や真冬などの時期に作業した場合、体調を崩すリスクも生じるでしょう。

業者に依頼すると知識と経験のあるスタッフが複数人で対応するため、すぐに作業が完了します。

しかし、施工に不慣れな方が1人で作業すると、時間も労力もかかるため非常に難しいといえます。

このように屋根の防水シートの補修は、1人での作業にはそもそも不向きなのです。

屋根の防水シートを補修するなら業者に依頼するのがおすすめ

先ほどは、屋根の防水シートをDIYで補修しない方が良い理由についてご紹介しました。

DIYでの作業にはさまざまなリスクがあるため、施工を検討するのであれば業者に依頼するのが最適です。

ここでは、なぜ業者に依頼するのがおすすめなのかについてご紹介いたします。

安心して補修できる

業者に屋根の防水シートの補修を依頼する最大のメリットとして、安心して補修できることが挙げられます。

熟練の技術を持つスタッフが連携して作業を進めていくため、短い工期で高品質な施工が実現可能です。

そのため、施工ミス・施工不良が生じるリスクは、DIYでの作業に比べて圧倒的に少ないです。

さらに、状況に応じた適切な施工を提案してくれるため、トラブルなく依頼することができるでしょう。

防水専業者用の材料で施工できる

業者に依頼することにより、防水専業者用の材料で施工をしてもらえるといったメリットがあります。

防水専業者用の材料はホームセンターで販売されているものとは仕様が異なるため、より高い性能に期待できるでしょう。

また、施工状況に応じて適切な材料をチョイスしてくれるため、高品質な施工に期待できるはずです。

アフターメンテナンスが受けられる

防水シートの補修は施工を行って終わりというわけではありません。

施工後も適切な時期にメンテナンスを行い、必要に応じて修繕をしていく必要があるのです。

DIYであれば、それらの作業も自身で行わなければいけません。

しかし、業者に依頼することでアフターメンテナンスを含めて任せることができます。

常に劣化や破損が生じることのある防水シートは、小まめに状況確認をすることで常に万全な状態を維持することができます。

そのため、業者によるアフターメンテナンスは建物を安全に使用するために非常に重要な要素です。

まとめ

屋根の防水シートの補修を検討する場合、DIYや業者へ依頼する方法がありますが、DIYにおけるリスクや業者への依頼によって生じるメリットを考慮すると、後者の方が断然おすすめです。

そのため、事前に信頼できる業者を見つけておき、防水シートの補修が必要になったタイミングですぐに依頼できるように準備を進めておく必要があります。

東京都中央区に拠点を置き、東京・埼玉・千葉・神奈川・茨城の一部エリアにおいて活動を行っている修工舎では、お客様を第一に考えた施工を常に行っております。

弊社は創業以来、防水工事・塗装工事・各種修繕工事など、お住まいに関するさまざまな施工を行ってまいりました。

修工舎では、調査から施工、アフターメンテナンスまで一貫して対応しているため、施工管理や保証制度も万全です。

さらに、豊富な知識と経験を有する熟練のスタッフが多数在籍しているため、安心してご依頼いただけます。

屋根の防水シートの補修をご検討の際には、修工舎へお任せください。

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