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シーリング工事の施工単価はどのくらい?費用を抑えるポイントや見積もり依頼時の注意点などご紹介

防水工事

ご自宅を雨風から守るために欠かせないシーリング工事は、必要なタイミングで施工を行うべきだといえるでしょう。

しかし、シーリング工事にはどれくらいの費用が掛かるのか分からなければ、なかなか前向きに検討できないという方もいらっしゃるかもしれません。

また、可能であればなるべく費用を抑えたいという方も多いです。

そこで今回は、シーリング工事の施工単価や費用を抑えるポイント、見積もり依頼時の注意点についてご紹介させていただきます。

シーリング工事とは?

シーリング工事とは、建物の外壁に貼るサイディングやタイルなどの外壁材同士のつなぎ目や外壁材とサッシの間に生じる隙間をシーリング材で埋める工事のことです。

外壁材同士や外壁材とサッシの間から雨水が浸入してしまうと、外壁材のひび割れなどの破損、建物内部の雨漏りの原因になりかねません。

それを防ぐためにシーリング材を充填して、建物を雨水や外気から守ることを目的として行われます。

シーリング材は施工後、およそ5年から10年でひび割れや肉やせなどの劣化症状が発生するため、そのタイミングで定期的に施工する必要があります。

このタイミングを逃したまま放置すると、ご自宅の寿命を短くさせてしまう原因になるため、適切なタイミングで業者に相談を行うことが大切です。

シーリング工事の施工単価は?

シーリング工事は、打ち替え工事と増し打ち工事に分類されます。

それぞれの施工方法によって作業工程や施工単価が大きく異なってきます。

そのため、自身の状況に適した選択をすることが大切です。

ここでは、打ち替え工事と増し打ち工事の施工単価をご紹介させていただきます。

打ち替えの場合

打ち替え工事とは、以前施工を行った際に充填した古いシーリング材をカッターなどで除去し、新しいシーリング材を充填させる工法です。

古いシーリング材を除去する手間があることや、必要なコーキング材が多くなるため、増し打ち工事よりも施工単価が高くなります。

ただし、コーキング材を全て取り換えるため、防水機能が新築の頃のように戻り、耐用年数をリセットすることができます。

打ち替え工事の施工単価は、1㎡あたり900円から1200円が相場です。

しかし、これには足場代が含まれていないため、依頼する際には足場代について事前に確認することをオススメします。

増し打ちの場合

増し打ち工事とは、劣化したコーキング材の上から新しいシーリング材を充填させる工法です。

施工が適切に行われていなければ、新しく充填させたシーリング材が密着せずに剥がれ落ちてしまうといったことが起こり得るため、注意が必要です。

ただし、古いシーリング材を除去する手間や必要なシーリング材の量を抑えられるため、打ち替え工事よりも費用が安いといったメリットもあります。

増し打ちの施工単価は1㎡あたり500円から900円が相場になりますが、打ち替え工事と同様別途足場代が必要になります。

シーリング工事の費用を抑えるポイント

打ち替え工事と増し打ち工事の2種類があるシーリング工事は、施工を行うと費用が必要になります。

施工を行うのであれば高品質な施工であるのに加えて、なるべく費用を抑えて依頼したいと考えている方も多いでしょう。

ここでは、シーリング工事の費用を抑えるポイントについてご紹介させていただきます。

複数の施工会社から相見積もりを取る

シーリング工事は業者によって見積もり金額が異なるケースがあるため、複数の業者から相見積もりをとることで、より安く施工できる業者を探せます。

また、業者によって得手不得手があるため、見積もりを依頼することでシーリング工事が得意な業者を見極める材料にもなるでしょう。

そのため、施工を検討した際には複数の業者へ見積もり依頼することをオススメします。

補助金を活用する

自治体によっては外壁塗装やリフォーム工事を行った方を対象に、補助金を用意しているケースがあります。

補助金は条件によって異なりますが、最大で20万円の助成を受けることも可能です。

このような制度は調べないと分からないことも多いため、まずは自身の住む地域で補助金制度があるかを確認してみましょう。

外壁塗装工事と一緒に依頼する

外壁塗装工事もシーリング工事も足場が欠かせない工事です。

この足場は組み立てと撤去に相応の手間と時間がかかり、規模によって異なりますがおおよそ15万円から20万円ほど費用がかかります。

外壁塗装工事とシーリング工事に必要な足場の形状はほぼ同じであるため、もしもこれらの工事を一緒に依頼すれば1回分の足場代を節約することができます。

また、外壁塗装工事とシーリング工事の施工タイミングを合わせることで、今後あらためて施工が必要になった場合も同じタイミングでできるのです。

見積もり依頼時の注意点

シーリング工事に限らず、ご自宅に関わるさまざまな施工には依頼の際に注意しなければいけないことがあります。

注意すべきポイントが分からないと、施工後の料金トラブルなどの問題になりかねません。

ここでは、見積もり依頼時の注意点についてご紹介させていただきます。

施工実績が豊富な業者に依頼する

シーリング工事を依頼する場合、複数の業者の中から施工費用が最も安い業者を選びたくなる方は多いのではないでしょうか。

しかし、まずは施工実績や保有する資格を確認することが非常に重要です。

施工実績はその業者の技術力を知るための参考になります。

施工実績が豊富であれば優れた技術力があり、お客様からも信頼を得られている安心できる業者であると判断できるのです。

一方で施工実績があまりないようであれば施工に不慣れな可能性があります。

不慣れであると施工時のトラブルや近隣住民とのトラブルなどの問題が起こる場合があり、問題が起こっても対応できる経験値がないケースもあるでしょう。

このような判断に必要な情報は、業者のホームページに記載されていることが多くあります。

ホームページに記載されている施工実績や防水施工技能士などの国家資格を保有しているスタッフが在籍しているかなどの細かい情報を確認してから依頼を進めましょう。

見積書の内容を確認する

依頼の前にはその業者からもらった見積書の内容を隅々まで確認しましょう。

業者によっては施工内容に必要な部材を「一式」などのようにまとめており、詳しいことが書かれていない見積書を提示する場合もあるでしょう。

このような見積書では必要な施工が含まれていないことや、不要な施工が含まれていることがあっても分かりません。

また、中には必要な施工が見積書から抜けており、後から気が付いて追加契約をしたといったケースもあるでしょう。

施工費用が安い業者に依頼をしても追加契約が多く発生し、結果的に相場以上の金額を請求するといったことが起こり得るのです。

このようなことが起こると業者との間にトラブルが発生してしまいます。

そのため、業者に依頼する際には見積もり書の中身を確認し、内訳が詳しく書かれているかに注目しましょう。

保証内容を確認する

施工の依頼をする前に、その業者の工事保障やアフターフォローなどの制度が整っているのかを確認しましょう。

業者によって保障内容は大きく異なりますが、無料点検を含めた各種サービスが受けられるケースがあります。

依頼する業者の保証内容をしっかりと確認し、工事保障やアフターフォローが充実している業者に依頼しましょう。

まとめ

今回は、シーリング工事の施工単価や費用を抑えるポイントについてご紹介させていただきました。

シーリング工事は、5年から10年ごとに小まめに補修工事を行わなければいけないものです。

そのため、補修費用には相応の金額が必要となるため、事前に施工単価の目安を知り、その時に備える動きが大切です。

これに加えて費用を抑えるポイントや見積もり依頼時の注意点など、依頼に関して詳しい情報を知っておくことでお得に施工ができるかもしれません。

シーリング工事はご自宅を守るためには必要不可欠なものであるため、事前準備を今のうちに進めておくことをオススメします。

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