東京都既存住宅省エネ改修促進事業を利用するメリット3選|お得にリフォームするなら?
「省エネ住宅に興味があるけどよく分からない」
「光熱費を削減するためにどんなリフォームができる?」
省エネ住宅にリフォームすることで、光熱費の削減や環境問題への取り組みが可能になります。
どのようなリフォームを行うべきかについて調査や設計に補助金が出る制度が、「東京都既存住宅省エネ改修促進事業」です。
本記事では東京都既存住宅省エネ改修促進事業の、対象者や対象事業について分かりやすく解説しています。
この記事でわかること
- 東京都既存住宅省エネ改修促進事業の概要
- 東京都既存住宅省エネ改修促進事業を利用するメリット
- リフォーム費用を抑えるポイント
修工舎では、省エネリフォームを含む修繕工事・改修工事に対応しています。
以下のリンクからお問い合わせが可能なので、ぜひご連絡ください。
火災保険適用や補助金対応工事か知りたい方は下記よりご確認ください
東京都既存住宅省エネ改修促進事業の概要
東京都既存住宅省エネ改修促進事業は、温室効果ガス排出量を削減するための取り組みです。
現在の省エネ性能を知る省エネ診断や、効果的な改修につながる省エネ設計の費用の一部を都が負担する仕組みです。
事業の概要として、以下の4つに分けて解説します。
- 補助対象者
- 補助対象事業
- 補助金額
- 受付期間
補助対象者
東京都既存住宅省エネ改修促進事業の補助が受けられる対象者は、以下のとおりです。
- 一戸建ての住宅の所有者
- 長屋の所有者
- 共同住宅所有者(区分所有者も含む)
- 下宿または寄宿舎の所有者
- 共同住宅等の管理組合
補助対象者は、第三者に手続きの代理を委任できます。
補助対象事業
補助の対象となるのは、以下に挙げる省エネ診断と省エネ設計等です。
■住宅の省エネ診断(対象経費:省エネ診断に係る費用、BELS取得費用等)
引用:東京都住宅対策本部|既存住宅の省エネ診断・省エネ設計への補助
■住宅の省エネ設計等(対象経費:省エネ改修のために必要な調査、設計、計画に係る費用等、本補助金の交付を受けて行う省エネ設計等の計画実現のための工事監理に係る費用等)
なお既存住宅における省エネ改修促進事業と本事業は別の制度です。
- 高断熱窓・ドアの導入
- 床や壁の断熱改修
- 高断熱浴槽の設置
以上のような改修や設置は、既存住宅における省エネ改修促進事業の補助対象となります。
補助金額
省エネ診断と省エネ設計の補助金額を、以下の表に示します。
補助金額 | 上限額 | |
---|---|---|
省エネ診断 | 対象経費の3分の2 | 1戸あたり17万円 |
省エネ設計 (省エネ基準適合) | 対象経費の5分の2 | 1戸あたり18万円 |
省エネ設計 (ZEH水準適合) | 対象経費の5分の4 | 1戸あたり36万円 |
受付期間
申請書の受付期間は、令和6年5月22日~令和7年1月17日を予定しています。
予算額に達した時点で受付終了です。
申請だけでなく、完了時の報告も必要としています。
完了実績報告書の提出期限は令和7年3月17日必着です。
要綱や提出書類については、以下のページに詳細が記載されています。
参考:提出書類一覧
東京都既存住宅省エネ改修促進事業を利用するメリット
東京都既存住宅省エネ改修促進事業を利用すると、以下のメリットがあります。
- 省エネ性能を把握できる
- BELSの評価・認証取得が可能
- 改修時は別の補助金制度が利用可能
メリット①:省エネ性能を把握できる
既存住宅の省エネ性能が把握でき、効果的な省エネ改修につなげられるのが省エネ診断です。
省エネ性能を把握することで、既存住宅の課題も分かります。
- 光熱費の削減ができる
- 快適な室内で過ごせる
- 家族の健康が守られる
以上のような省エネ住宅のメリットを受けるために何をすべきか、アドバイスを受けることが可能です。
メリット②:BELSの評価・認証取得が可能
BELSを取得するための費用は、東京都既存住宅省エネ改修促進事業により補助が受けられます。
BELSとは一般社団法人住宅性能評価・表示協会運営の、建築物の省エネ性能を表示する制度です。
一次エネルギー消費量をもとに、5段階の星マークで省エネ性能を評価します。
第三者による評価のため、住宅の売買時や賃貸時に省エネ性能を客観的に提示できるメリットがあります。
省エネ設計では、改修後のBELS取得費用が補助対象です。
メリット③:改修時は別の補助金制度が利用可能
東京都既存住宅省エネ改修促進事業では、省エネ診断・設計時に補助が受けられます。
その後に改修するのであれば、国や自治体の補助金制度が別で利用できます。
診断や設計時も補助金がもらえるだけでなく、改修時も補助金がもらえるお得な制度です。
火災保険適用や補助金対応工事か知りたい方は下記よりご確認ください
東京都既存住宅省エネ改修促進事業以外でリフォーム費用を抑えるポイント
省エネ診断や設計で補助を受けて、その後のリフォーム・改修でも費用を抑えられたら嬉しいですよね。
リフォーム費用を抑えるポイントとして、以下の3つを解説します。
- 工務店にも見積依頼する
- 設備のグレード
- 繁忙期を避ける
ハウスメーカーだけでなく工務店にも見積依頼する
リフォームや改修できるのは、物件を建てたハウスメーカーだけではありません。
工務店でもリフォームが可能です。
省エネ診断・設計後は、ハウスメーカーだけでなく工務店にも見積依頼しましょう。
修工舎では、省エネリフォームを含む修繕工事・改修工事に対応しています。
以下のリンクからお気軽にご連絡ください。
設備のグレードを高くしない
キッチンやお風呂などの設備を入れ替えるタイミングであればグレードに気を付けましょう。
グレードの高い設備は、リフォーム費用がかさみます。
- 高いグレードの機能を使いこなせるか
- 清掃性やメンテ性は問題ないか
- 他のもので代用できないか
グレードの高い設備は見た目も良く、消費者が欲しくなる仕掛けが詰め込まれています。
必要性や優先事項をもう一度整理して、導入する設備のグレードを決定しましょう。
繁忙期を避けてリフォームする
リフォームするなら、繁忙期を避けると費用が抑えられます。
リフォームの繁忙期は2~4月・9~11月であり、5月~8月は比較的落ち着いています。
費用を抑えたいのであれば、5~8月のリフォームを計画しましょう。
積雪地帯や梅雨があるなど、地域によって繁忙期は前後します。
事前に工務店へ相談すると、詳しい状況が聞けます。
外装リフォームを併せて検討中であれば、以下の記事も参考にしてください。
東京都既存住宅省エネ改修促進事業に関するQ&A
省エネ診断・設計や、東京都既存住宅省エネ改修促進事業に関するよくある質問を紹介します。
複数年度にわたる場合は?
複数年度にわたって省エネ診断・省エネ設計を行う場合は、補助対象事業の初年度に全体設計承認申請が必要です。
翌年度以降の申請はできないため、初年度に行いましょう。
参考:東京都住宅対策本部|既存住宅の省エネ診断・省エネ設計への補助
他の制度と併用は?
東京都や国から交付される補助金との併用はできません。
また原資に都費・国費を含むものに限っては、区市町村から交付される補助金も併用不可です。
省エネ診断・設計を行った後省エネ改修を実施するのであれば、都・国等が実施する他の補助事業を活用可能です。
- 既存住宅における省エネ改修促進事業
- 先進的窓リノベ
- こどもエコ住まい事業
条件に当てはまれば、以上のような補助金制度が改修の際に利用できます。
申請は完了後にまとめて行える?
完了後の申請は不可です。
申請から補助金支払いまでの流れは、以下のとおりです。
引用:東京都住宅対策本部|東京都既存住宅省エネ改修促進事業の御案内
審査・交付決定通知が来てから契約へ進んでください。
まとめ:東京都既存住宅省エネ改修促進事業を使って省エネ診断・設計を行いましょう
省エネ診断や省エネ設計を行うと、現在の住宅の課題が分かります。
東京都既存住宅省エネ改修促進事業を使うと、省エネ診断・設計の費用に対して補助金がもらえます。
補助金制度を利用して、効果的な省エネ改修につなげましょう。
省エネ改修・リフォーム時は、修工舎へお任せください。
ハウスメーカー・他の工務店との相見積もりでも構いません。
お見積もりや調査は無料で承りますので、以下のリンクよりお問い合わせください。
火災保険適用や補助金対応工事か知りたい方は下記よりご確認ください