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防水工事の見積もり依頼の注意点|悪徳業者に騙されない方法についてもご紹介

防水工事

自宅をはじめとしたすべての建物には、新築時に防水工事が施されています。

しかし、防水工事はおよそ10年を目安に効果が失われてしまうため、適切なタイミングで再度防水工事を行わなければいけません。

防水工事を行わないと雨水が建物内部に浸入してしまい、建物の最重要箇所である躯体に腐食を引き起こしてしまいます。

さらに、カビが発生すれば建物を使用する方の健康にも大きな影響を与えるでしょう。

このようなトラブルを防ぐためにも、防水工事を定期的に行い、建物を守らなければいけません。

しかし、防水工事には相応の費用がかかるため、なるべく安い業者に依頼したいと考える方もいらっしゃるでしょう。

適切な施工を安く行ってくれる業者もありますが、中には悪徳業者に騙されてしまうケースもあります。

悪徳業者に依頼した場合、さまざまなトラブルが発生し、結果として大きな損をしてしまいかねません。

このようなトラブルを回避するために、見積もりを依頼する際にどのような点に注意するべきかなど、事前に対応策を知っておくことが欠かせません。

そこで今回は、防水工事の見積もり依頼の注意点をご紹介させていただきます。

防水工事の費用相場を知る方法

防水工事を業者に依頼する前に必ず行うのが見積もり依頼です。

見積もりを依頼し、金額に納得したうえで施工することが防水工事を依頼する際の一般的な流れです。

しかし、その際に費用相場を知らなければ金額が適正かを判断することは難しいでしょう。そのため、費用相場を知っておく必要があります。

防水工事は大きく分けてFRP防水、ウレタン防水、シート防水、アスファルト防水の4つに分類できます。

1㎡あたりの費用相場は、FRP防水は4000円から7500円前後、ウレタン防水は3000円から7000円前後、シート防水は3000円から7500円前後、アスファルト防水は3000円から8000円前後です。

これは大まかな基準であるため、業者によって多少の金額の差があります。

この金額よりも明らかに高すぎる、もしくは安すぎるといった場合には、注意が必要です。

事前に費用相場を知り、それを基準に見積もり書を確認することをオススメします。

防水工事業者に直接見積もり依頼する時の注意

防水工事を専門に行う業者は日本各地に多くあります。

地域に密着し、昔から地元の方に対して良心的な防水工事を手がける業者も多く、そういった業者であれば信頼して直接見積もり依頼できるでしょう。

しかし、中には適正ではない金額の提示や、依頼内容と施工内容が異なるなど施工に問題のある内容で見積もり書を作成する悪徳業者も少なからずいます。

防水工事を依頼する場合には、悪徳業者に引っかからないよう注意しなければいけません。

特に直接見積もり依頼する場合には、自身で調べないとその業者の情報が分からないため、特に準備が必要です。

防水工事業者に直接見積もり依頼する場合、まずはその業者について調べてみましょう。

ホームページを確認し、いつからある会社なのか、施工実績があるのかは重要なポイントです。

最近できたばかりで施工実績がない、もしくはホームページがないなどの場合には疑った方が良いかもしれません。

しかし、昔ながらの地域密着型の防水工事業者であればホームページがない可能性もあります。

その際には、近隣住民などから話を聞く口コミのリサーチがオススメです。

これらの情報を調べたうえで、信頼できるか否かを判断して検討しましょう。

一括見積比較サイトで見積もり依頼する時の注意点

近年、インターネット上で防水工事の一括見積比較サイトが多く登場し始めています。

このサイトを利用することで、複数の業者に対して少ない手間で見積もり依頼ができるため、利用される方がいらっしゃいます。

適切な運営会社が運営している一括見積比較サイトであれば、安く施工できる防水工事業者を探せる一方で、悪徳業者が運営している場合にはトラブルに発展するケースもあるため要注意です。

悪徳業者が運営しているサイトの場合、他社のサイトをそのまま真似しただけというケースがあります。

この場合、情報量が少ないことや、実際に施工した方の感想などの情報が不足していることが多々あります。

さらに、登録した情報をそのまま業者に横流したり、情報をそのまま抜き取られてしまったりといった問題も起こり得るため、サイト選びには細心の注意が必要です。

サイトを選ぶ際には、サイト内の情報をよくチェックし、違和感がないか確認しましょう。

工務店やハウスメーカーに見積り依頼する時の注意点

建築を行った工務店やハウスメーカーが防水工事も請け負ってくれるケースがあります。

昔から付き合いのある工務店やハウスメーカーであれば、新規で業者を探すよりも安心感があるでしょう。

しかし、中には工務店やハウスメーカーに依頼してトラブルに発展するケースもあります。

よくあるケースとしては、受注を取りたい営業担当から不安を煽る話をされ、本来必要のない工事まで依頼してしまうというものです。

昔から付き合いがあるため、全面的に信頼しているとこのようなことも起こり得るため、よく見積もり書の内容を確認し、本当に必要な施工かを判断しましょう。

また、新人営業から聞いていた話とベテランの職人から聞いた話が異なるというケースもあります。

大手の工務店やハウスメーカーでは社員の入れ替わりがあり、経験不足の営業マンが担当するケースも珍しくありません。

そのため、営業マンの言うことを鵜吞みにせずに、自身でも調べるなどの行動が必要です。

悪徳業者にひっかからないための見極め方

良心的で適切な運営を行っている防水工事業者がいる一方で、不適切な金額を提示する悪徳業者も少なからずいます。

このような悪徳業者に引っかかった場合、相場よりも高い金額の支払いや、施工後に水漏れなどのトラブルが発生するなど、さまざまな問題が起こりかねません。

問題を防ぎ、悪徳業者にひっかからないためには、自身で業者の見極めをしなければいけません。

悪徳業者の特徴としては、相場よりも見積もり金額が高すぎる、もしくは安すぎるという特徴があります。

相場よりも金額が高すぎる場合、見積もり内容に不要な施工が含まれているケースが考えられるでしょう。

一方で、金額が安すぎる場合には、必要な施工が見積もり書に含まれていない可能性があります。

必要な施工が含まれていない場合には、施工が始まってから追加契約をして料金を上げられてしまい、結果として相場よりも高い金額を請求されるかもしれません。

見積もり書を提示された際に、内容を確認して不自然な点があれば遠慮なく質問しましょう。

不自然な箇所に適切な理由があれば、納得のいく回答が得られるでしょう。

もしも曖昧な返答である場合や、正確な回答が得られない場合には問題がある可能性が高いです。

悪徳業者にひっかからないためには、見積もり書の内容を細かく見て質問すること、複数の業者に見積もり依頼をして金額や施工内容の比較を行うことが有効な対策です。

まとめ

防水工事を行うためにかかる費用は決して安いものではありません。

もしも悪徳業者に騙され、高い金額が請求されれば、経済的な負担は非常に大きいものになるでしょう。

また、もしも手抜き工事をされた場合、施工をし直すことは容易ではありません。

最悪の場合、施工箇所を撤去しなければいけないなど、大きな損失に繋がる可能性があります。

悪徳業者から自宅や家族を守るためには、自身が業者を見極めなければいけません。

そして数ある業者の中から良心的で適切な施工を行う業者を見つけることが、防水工事を成功させるために重要です。

もしも怪しい業者から防水工事を勧められても、別の業者に相談したり、その業者についての情報を収集したり、警察に相談したりなどして、悪徳業者から騙されないような対策を行いましょう。

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