パラペットのワードを聞いて、「何のためにあるんだろう?」と疑問に思う人は多くいます。
雨漏りの原因や防水工事の話で出てくると、「我が家は大丈夫かな?」と不安になってしまいますよね。
パラペットとは建物を守るための部位であり、屋上やバルコニーの端に設けられています。
排水・安全・意匠の役割がありますが、メンテナンスを放置すれば雨漏りやトラブルの原因に。
そこで本記事では、パラペットについて以下の内容を解説しています。
- パラペットとは?
- パラペットの役割
- パラペットのメンテナンス方法
これらを知れば、自宅や管理する建物のパラペットを安全に保てるでしょう。
メンテナンスを怠った場合は大規模修繕の恐れもあるため、今から正しい方法を実践してみてくださいね。
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パラペットとは?
パラペットとは、屋上やバルコニーなどの端部に立ち上がって設けられる低い壁を指します。
例えば、以下の写真の赤い斜線部分です。

一般的に数十cm~1m程度の高さがあります。
パラペットが設置されている場所
パラペットは次の場所に設置されています。
- 陸屋根(屋上)の外周部
- ベランダやバルコニーの周囲
- マンションやビルの屋上
これらに共通しているのは、建物の「端」にあたる場所である点です。
端部は雨水や安全面のトラブルが起きやすいため、パラペットが設けられます。
笠木(かさぎ)との関係性
パラペットと一緒に「笠木」のワードを聞くケースもよくあります。
笠木とは、パラペットの天端に取り付ける仕上げ材です。
パラペット内部の劣化防止や雨漏り対策として、笠木が取り付けられます。
つまりパラペットと笠木は、セットでメンテナンスが必要です。
パラペットの役割

パラペットは単なる飾りではなく、機能性を重視した建築部位です。
役割として、以下の3点が挙げられます。
- 排水
- 安全
- 意匠
パラペットになぜこのような役割があるのか、1つずつ解説します。
役割①:適切に排水するため
屋上やベランダの排水目的として、パラペットは取り付けられます。
パラペットが無ければ、雨水は外壁を直接伝って流れ落ちてしまい、この構造は汚れの原因に。
しかしパラペットがあれば、雨水がパラペット内側を通ってルーフドレンへ流れる構造に変化します。
結果として、パラペットがあることで、外壁に雨水が流れ落ちず、ルーフドレンで集約できます。
パラペットが劣化してしまうと、排水不良や雨漏りの原因になるので注意しましょう。
ちなみにルーフドレンとは雨水を排水管へ流すための設備。
ストレーナーと呼ばれる、ゴミ受けが付いています。
役割②:落下を防ぐため
パラペットには、屋上やバルコニーからの人や物の落下防止の役割も持っています。
手すりよりもより広い面で支えられるため、安定性が高い点が特徴です。
ただしパラペットがひび割れやぐらつきを起こすと、崩落リスクがあります。
パラペットがあるから安心するのではなく、定期点検で問題がないかを確認しましょう。
役割③:デザイン性向上のため
パラペットには、建物の外観をすっきり見せる効果があります。
例えば次のような物を隠し、スタイリッシュな印象を与えます。
- 屋根
- 室外機や配管
- アンテナ
デザイン性を重視すると、メンテナンス性が下がるため注意が必要です。
排水性や安全面を意識しながら、建物に合った適切な高さのパラペットを設置しましょう。
メンテナンスも重要なため、次の章でその方法を説明します。
パラペットのメンテナンス方法

パラペットはメンテナンスを怠ると、雨漏りにつながる可能性があります。
そのため次の方法でメンテナンスをしましょう。
- 定期的な清掃
- 専門業者によるメンテナンス
- 防水工事
異常や劣化の早期発見・対策が、補修費用を抑えるポイントになりますよ。
定期的な清掃
パラペットの内側には落ち葉やゴミが溜まりやすいので、月に1回のような周期を決めたメンテナンスを実施しましょう。
さらに台風や大雨の後は、より清掃が重要になります。
具体的には清掃時に次の点をチェックしてみてください。
- ルーフドレンの目詰まり
- パラペットのひび割れ
- 防水層の劣化
- 笠木の劣化
これらのチェックが必要な理由は、以下の記事で分かりますよ。

専門業者によるメンテナンス
屋上やバルコニーなどの高所は、転落リスクのある危険箇所です。
以下のような目視や素人判断ができないケースもあるため、専門業者へ相談しましょう。
- 防水層の状態確認
- パラペットや笠木の点検
- 雨水の流れや勾配チェック
定期的な清掃に加えて、専門業者のメンテナンスを実施し、建物の安全を守りましょう。
結果として大規模修繕を避けられるので、費用をかけてでもメンテナンス依頼するのをおすすめします。
防水工事
すでに雨漏りが発生していたり、塗料の耐用年数を超えたりしている場合は、防水工事が有効な手段です。
早めの工事で、被害拡大を防げます。
とくにパラペットの立ち上がり部分は、防水工事が難しい場所なので、実績が豊富な専門業者へ依頼しましょう。
防水工事の依頼先に迷う場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

パラペットに関するよくある質問

パラペットの役割やメンテナンス方法を解説しました。
しかしここまでの解説でも、疑問が残る人もいるでしょう。
そこで次の内容について、補足として質問を紹介します。
- 庇(ひさし)との違い
- バルコニーとの違い
- 屋上のコンクリートから雨漏りする原因
- パラペット設置の必要性
- パラペットと雨漏りの関係性
1つずつ初心者でも分かるように解説しますね。
パラペットと庇(ひさし)の違いは何ですか?
パラペット:屋上やバルコニーの端部に設けられる立ち上がり壁
庇(ひさし):窓や出入り口の上部に設置される小さな屋根
庇は雨除けや日差し対策として設けられます。
こちらの図でも理解できますよ。
パラペット(ぱらぺっと)とは|LIXIL<https://www.lixil.co.jp/reform/yougo/kouhou/rc/27.htm>
パラペットとバルコニーの違いは何ですか?
パラペット:屋上やバルコニーの端部に設けられる立ち上がり壁(部位)
バルコニー:建物から張り出した屋上スペース(空間)
ちなみに、バルコニーには必ずパラペットがあるとは限りません。
手すりやフェンスで、落下防止をするケースもあります。
屋上のコンクリートから雨漏りする原因はパラペットですか?
パラペットが原因の場合もありますが、それだけではありません。
例えばコンクリートのひび割れや、コーキング材の劣化も考えられます。
さらに水の侵入口と漏水箇所が一致しないケースも多く、原因の特定は簡単ではありません。
ぜひ以下の記事でも理解を深めてみてください。

パラペットは必ず設置しなければならないですか?
必ずしも必要ではありません。
勾配屋根や軒が深い住宅では、設置されないケースもあります。
パラペットがあると雨漏りしやすくなりますか?
パラペットの有無ではなく、設計やメンテナンス次第です。
雨漏りが起きやすいといわれる場所ではあるが、正しく防水工事し管理すれば問題ないのでご安心ください。
パラペットを含め、建物は定期的なメンテナンスで雨漏りを防げますよ。
まとめ:パラペットは定期メンテナンスで雨漏りリスクを下げられます!

パラペットは屋上やバルコニーなど建物の端部に設けられる低い壁で、排水・安全・デザインの面から建物を支える重要な部位です。
目立たない存在ではありますが、雨水を適切に排水し、落下リスクを抑え、建物外観をスタイリッシュに見せます。
ただし劣化や不具合を放置すると、雨漏りや建物内部の損傷につながる可能性もあるので注意しましょう。
落ち葉やゴミの清掃を定期的に実施し、必要に応じて専門業者に点検してもらうと安心です。
パラペットを正しく理解し適切に管理すれば、建物を安全に長期的に使い続けられます。
メンテナンスや防水工事で迷った場合は、修工舎にお気軽にご相談ください。
\防水工事・塗装工事・修繕工事のお悩みは株式会社修工舎へご相談ください/


