ウレタン防水の単価・価格の相場は?施工方法による単価の違いや費用を抑えるポイントについてもご紹介

ウレタン防水は、防水工事において主流な工法です。

そんなウレタン防水工事ですが、業者に施工を依頼した場合の単価は、一体いくらになるのでしょうか?

この記事では、ウレタン防水の単価や費用を抑えるポイント、そして見積もりを依頼する際の注意点について紹介していきます。

工事を依頼する際に活用できる内容なので、最後までご覧ください。

この記事でわかること
  • ウレタン防水とは?
  • ウレタン防水のメリット・デメリット
  • ウレタン防水の単価・価格相場

\防水工事・塗装工事・修繕工事のお悩みは株式会社修工舎へご相談ください/

目次

ウレタン防水とは?

ウレタン防水とは、液体状のウレタン樹脂で複数回塗り固めて防水層を生成する工法です。

ベランダや屋上などどんな場所でも施工できる汎用性があります。

液状の塗料を塗り重ねる工法のため、複雑な形状や障害物が多い場所でも継ぎ目なく仕上げられるのが強みです。

防水工事の中でも、約46%を占める主流な工法です。

ウレタン防水が向いている場所

ウレタン防水が向いている場所として、以下が挙げられます。

それぞれどのような特徴があるのか、見ていきましょう。

  1. ベランダ・バルコニー
  2. 屋上・陸屋根
  3. 複雑な形状の場所

ベランダ・バルコニー

ベランダ・バルコニーへのウレタン防水は、面積が小さく形状が複雑になりやすいという特性にちょうど合致する工法です。

密着工法が主流で、下地の状態が良好であれば短工期・低コストで仕上げられるため、一般住宅のメンテナンスとして選ばれやすい選択肢のひとつ。

防水層が傷むと室内への漏水に直結するため、劣化サインを見つけたら早めに対処することが大切です。

ただし、下地に湿気が溜まりやすい環境では密着工法で膨れが生じやすいため、通気緩衝工法への切り替えを検討する必要があります。

10㎡以下の狭いベランダであれば乾燥管理もしやすく、仕上がりの品質が安定しやすいとされています。

屋上・陸屋根

屋上・陸屋根は面積が広く下地が湿気を含みやすいため、通気緩衝工法(絶縁工法)が標準的な選択肢となります。

通気緩衝シートを挟むことで下地の水分を脱気筒から逃がしながら施工でき、塗膜の膨れを防ぎつつ安定した防水層を形成できる工法です。

すでに雨漏りが起きている屋上や、下地の劣化が進んだ改修工事でも効果を発揮しやすい点も見逃せません。

密着工法と比べると費用・工期はかかりますが、建物全体の防水耐久性を高める観点からはコストに見合う選択といえます。

マンションや戸建て陸屋根など、メンテナンスのタイミングが限られる建物ほど、通気緩衝工法を選ぶメリットが大きくなるでしょう。

複雑な形状の場所

段差・配管周り・入隅・出隅といった複雑な箇所こそ、ウレタン防水の得意領域です。

シート防水や塩ビシートでは対応しきれない部位でも、液体を刷毛やローラーで塗り広げることで、どんな凹凸にも密着した継ぎ目のない防水層を形成できます。

継ぎ目がなければ、そこから雨水が侵入するリスクもなく、形状が複雑になるほどウレタン防水の優位性が際立ちます。

室外機の台座や配管貫通部など障害物が多い場所でも、素材を切り貼りする必要がなく柔軟に対応可能です。

「シートが届かない箇所だけウレタンで補完する」という他工法との部分的な組み合わせも、現場では一般的に行われています。

ウレタン防水3つの工法

ウレタン防水には3種類の工法があります。それぞれの工法について解説していきます。

密着工法

密着工法とは、下地に直接ウレタン樹脂を塗布していく工法です。

密着工法は初期費用が安く、工程が少ないため工期が短く済みます。

しかし、密着工法は下地の影響を大きく受けるため、雨漏りで下地が腐食している場合は施工できません。

密着工法は、下地に問題がない新築や、狭いベランダなどに用いられます。

メッシュ工法

メッシュ工法とは、下地と防水層の間にメッシュシートを挟み込む工法です。

メッシュシートを挟み込むことで防水層の強度が上がり、地震などにも強くなります。

しかし、その分密着工法よりも費用がかかります。

通気緩衝工法

通気緩衝工法は絶縁工法とも呼ばれ、下地と防水層の間に通気緩衝シートを挟む工法です。

雨漏りなどによって下地が水分を含んでいる場合や、蒸気を発するコンクリートに施工する場合に通気緩衝工法がよく使われます。

通気層によって防水層の中の蒸気を逃がすことができるので、膨れが発生するのを防止します。

通気緩衝工法は専門性が高いため、防水工事の専門業者でないと施工が難しい工法です。

ウレタン防水のメリット・デメリット​​​​​

ウレタン防水のメリットとデメリットを下記にまとめました。

ウレタン防水のメリット

  • 比較的安価で施工ができる
  • 防水層が軽く建物への負担が少ない
  • 継ぎ目がなく複雑な形状をした場所にも施工できる
  • 工期が短い

ウレタン防水は、費用を抑えながら防水性を確保しやすい点が大きなメリットです。

液状のウレタン樹脂を塗り広げて防水層を作るため、ベランダや屋上、配管まわりなど複雑な形状の場所にも対応しやすくなります。

また、防水層が比較的軽いため、建物への負担を抑えられる点も特徴です。

施工期間も短めで、既存の建物の改修にも取り入れやすい工法といえるでしょう。

ウレタン防水のデメリット

  • 施工難易度が高い
  • トップコートの塗り替えが5年を目安に必要

ウレタン防水は安価で施工できる反面、手作業で防水面を平らかつ、なめらかになるように仕上げる必要があります。

施工難易度は高いため、技術力が求められる点が注意点です。

また、定期的にトップコートと呼ばれる防水層の保護塗料を塗り替える必要があります。

一方、メンテナンスを正しく行うことで、防水層を長持ちさせられるでしょう。

ウレタン防水の種類別単価

ウレタン防水の工法種類別の単価について、下記にまとめました。

密着工法

下地に直接防水層を塗る工法
4,000円〜5,500円前後(1㎡あたり)

メッシュ工法

下地と防水層に補強でメッシュを挟む工法
4,500円〜6,000円前後(1㎡あたり)

通気緩衝工法

下地と防水層に通気緩衝シートを挟む工法
5,500円〜6,500円前後(1㎡あたり)

なお、単価はあくまで目安となり、塗装面の状況や施工場所や面積によって変動します。詳しく知りたい場合は、業者に見積もりを依頼しましょう。

火災保険適用補助金対応工事か知りたい方は下記よりご確認ください

補修か全面やり直しか?劣化度別の判断基準

判断の基本は「劣化が局所的か・全体的か」で分かれます。

チョーキング(手で触れると白い粉が付く状態)や表面の色あせ程度であれば、トップコートの塗り直しで対応可能です。

小さなひび割れも、シーリング材を充填してからウレタン塗装を重ねれば部分補修で完結します。

一方、防水層全体にひび割れが広がっている、浮きや膨れが多数ある、すでに雨漏りが発生しているといった状態は、全面やり直しが必要なサインです。

劣化が進んだ状態で部分補修を繰り返しても根本的な解決にはならず、結果的にトータルコストが高くなるケースも少なくありません。

例えば、前回施工から15年以上が経過している場合は、目立った症状がなくても全面改修の検討を始める目安とされています。

ウレタン防水の耐用年数と劣化サインの見分け方

ウレタン防水の耐用年数は一般的に8〜12年が目安で、日当たりの強さや歩行頻度といった使用環境によって変動します。

初期の劣化サインとして現れやすいのはチョーキングとトップコートのひび割れで、この段階では防水層本体への影響はまだ軽微です。

トップコートの塗り替えで対処できる、いわば「早期発見・早期対処」が効くタイミングといえます。

放置が続くと防水層自体にひび割れや膨れ・浮きが生じ、雨水や湿気が層内に侵入する危険な状態へと進みます。

最終的には雨漏り・コケの繁殖・排水溝の詰まり・水たまりの常態化といった症状として顕在化しかねません。

この段階まで悪化すると躯体(建物の骨格)へのダメージも生じているため、修繕費用が大幅に跳ね上がります。

トップコートは5〜7年ごとに塗り替え、防水層全体の見直しは10年を目安に行うことが、長期的なコスト抑制につながるでしょう。

ウレタン防水工事の費用を抑えるポイント

ここでは、ウレタン防水工事の費用を抑えるポイントについて解説していきます。

定期的にメンテナンスをする

ウレタン防水は、適切にメンテナンスをすることで長持ちします。

具体的にはこまめに清掃したり、トップコートと呼ばれる防水層の保護塗料を、5年を目安に塗り替えしたりすることで防水層の劣化を抑えることが可能です。

防水層を長持ちさせることで、コストパフォーマンスがより高くなります。

火災保険や補助金を活用する

火災保険や補助金を活用できれば、ウレタン防水工事の費用を抑えることができます。

火災保険は、火災以外にもさまざまな自然災害を補償しています。

防水工事で火災保険が適用されるケースは、風災によって被害が発生した場合などです。

たとえば、暴風による飛来物によって防水層が破損した場合は、火災保険が使えるでしょう。

また、居住している自治体によっては、防水工事に補助金を受け取れる場合があります。

防水工事をする際は、事前に火災保険が適用できるかや、補助金が受け取れるかを確認すると良いでしょう。

DIYで行う

ウレタン防水をDIYで行うことで、工事費用を抑えることができます。二液性の塗料で施工することで、材料費も削減できます。

ウレタン防水の塗料には、一液性と二液性のものがあります。

一液性は材料をそのまま使えますが、二液性はウレタン樹脂を固めるための硬化剤を入れる必要があります。二液性は手間がかかりますが、費用は一液性よりもかかりません。

他にも、塗料によってはすべり止めや遮熱効果などの特殊効果が入っている塗料もあります。

必要でなければ塗料の種類を見直すことで、費用を削減できるでしょう。

しかし、DIYには以下のデメリットがあります。

  • 施工の質が落ちる
  • 手間や時間がかかる
  • 失敗する可能性がある
  • 保証がない

施工に不安がある場合は、失敗するリスクなどを考慮すると、業者に依頼する方がかえってコストが抑えられるかもしれません。DIYは無理して行わずに、専門業者に依頼することがおすすめです。

専門業者に見積もり依頼をする際の注意点

専門業者に見積もりを依頼する際の注意点を紹介していきます。

防水工事専門業者に依頼する

防水工事を依頼するには、防水工事専門業者に依頼しましょう。

防水工事の依頼は、工務店や塗装業者にも依頼ができますが、中間マージンが発生して費用が割高になる場合があります。

塗装業者とは、外壁塗装や屋根塗装を主に施工している業者です。外壁塗装工事の際に、合わせて防水工事を施工する場合があります。

しかし、防水工事は高い技術力が必要にもかかわらず、あまり防水工事の知識がない塗装業者も存在しています。

そのため、施工の品質を落としたくない場合は、防水工事専門業者に見積もりを依頼するようにしましょう。

また、施工実績が豊富であるか、口コミや評判が悪くないか確認することで、安心して任せる業者に依頼することが大切です。

複数の業者で相見積もりを取る

専門業者に見積もりを依頼する際は、複数の業者に見積もりを依頼して相見積もりを取得しましょう。

1社だけに見積もりを依頼してしまうと、提示された金額が適切な金額であるのかどうか判断ができません。

複数の業者に相見積もりを取ることで相場がわかり、じっくりと比較検討ができます。

見積もりを依頼する際は、複数の業者に相見積もりを取りましょう。

悪徳業者に注意する

悪徳業者に工事を依頼しないように注意が必要です。悪徳業者には、以下の特徴があります。

  • 契約を急がせる
  • 見積もりが不明確である
  • 大幅な値引きをする
  • 突然訪問して無料点検しようとする

このような業者には注意が必要です。疑問点や不安に感じた場合はすぐに契約せずに、相見積もりを取るなどして慎重に検討するようにしましょう。

保証内容やアフターメンテナンスの有無を確認する

工事後の保証内容や、アフターメンテナンスの有無について確認しましょう。

万が一工事後に不具合が発生しても、保証期間内であれば費用もかからず補修してもらえるので安心です。

まとめ

ウレタン防水の種類別単価や費用を抑えるポイント、そして専門業者に見積もり依頼をする際の注意点を解説しました。

ウレタン防水工事の単価や費用を抑えるポイントを知っておくことで、工事を依頼する際に有効に活用できます。

防水工事は建物においても重要な役割を持つので、工事を依頼する際は実績が豊富な防水工事専門業者に依頼することがおすすめです。

\防水工事・塗装工事・修繕工事のお悩みは株式会社修工舎へご相談ください/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次