建物に施す防水工事とはどのような工事なのでしょうか。
この記事では、防水工事の詳細の他、施工箇所別の注意点を解説していきます。
防水が必要な箇所は、ビルやマンションの屋上だけではありません。一般住宅ならベランダやバルコニーからも雨漏りする可能性があるからです。
どのような場所に防水工事を施すべきか、見ていきましょう。
- 防水工事の詳細・費用相場
- 防水工事の手順
- 防水工事の施工箇所別の特徴や注意点
防水工事とは?

防水工事とは、主に雨漏りを防ぐために行う工事のことです。
建物に水の侵入を許すと修繕費用も高くなり、結果として防水工事をしておいた方が安上がりとなるケースもあります。
防水工事には、さまざまな種類があります。
塗料を塗るタイプでは、FRP防水やウレタン防水といった工法が代表的な工法です。
シートを張るタイプであれば、シート防水が一般的です。
塗料を塗るタイプは、伸縮性がないと地震が起きた際にひび割れしてしまうものもありますが、軽い塗料なら建物の負担にならず高層マンションなどにおすすめです。
シートを張るタイプは塗料を塗る作業よりも均一な作業ができるため、平らな面に向いています。
また、どんな材料を使うかによって耐用年数は変わりますが、大体10年周期での塗り替えが推奨されています。
工法によって値段も変わるので、予算に応じたものを選んだり、塗り替え作業が少なくなるものを選ぶなど、自分に合った工法を選んでみましょう。
防水工事にかかる費用相場

一般的な防水工事の費用相場は1平方メートルあたり3,000円〜10,000円程度ですが、工法によって変動するので注意しましょう。防水工事の費用は、工事の種類(ウレタン防水、シート防水、FRP防水など)によって異なります。
また、建物の状態や、下地処理が必要かどうかによって、追加費用が発生する場合もあります。足場の設置費用や人件費なども含めると、工事全体の費用はさらに高くなることを考慮しましょう。
防水工事の費用相場は以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

防水工事の手順

防水工事の手順は以下の通りです。
- 現地調査・診断: 建物の劣化状況を確認し、最適な防水工法を決定します。
- 下地処理: 施工面を清掃し、ひび割れ補修やプライマー塗布などを行います。
- 防水層形成: 選定した防水材を塗布または貼り付けし、乾燥・硬化させます。
- 仕上げ・確認: トップコートを塗布し、防水層の最終確認を行って工事完了です
あくまで一般的な手順なので、業者や施工する環境によって変わる可能性を考慮しておきましょう。
防水工事の施工箇所別の特徴や注意点

防水工事を施す場所は色々あります。
屋上はたくさんの雨を多く浴びる場所なので、外に面しているベランダやバルコニーも防水工事をしておかないと雨漏りの原因になります。
その他、外から雨が侵入しやすい箇所の特徴や注意点をご紹介しましょう。
ベランダ・バルコニー

ベランダやバルコニーは、雨が直接当たる箇所です。
一般家庭においては洗濯物や布団を干すために便利な場所ですが、晴れているときは便利でも、雨が降れば雨漏りのリスクが発生します。
ベランダやバルコニーは常に雨風にさらされているため、防水工事を施しても劣化しやすいのが特徴です。
水たまりがあったり、シミが出てきたり、塗装が剝がれていると気付いたら塗り替え作業をお願いしましょう。
雨漏りは、雨が屋根や屋上から侵入してきて起こると考えている方は多いですが、1階部分が雨漏りする場合、2階にあるベランダやバルコニーが原因になっていることもありえます。
屋根はむしろ屋根材で覆われていますが、ベランダやバルコニーは人が使うことも考えて設計されているため防水工事の必要性は高いと言えるでしょう。
屋上

一般家庭でも屋上がある家はありますが、主にビルやマンションなどの管理人が気を付けなければならない箇所です。
商業施設の屋上であれば面積も広くなるので費用は高くなりますが、雨漏りをしてからの方が費用が高くなるので早めの塗り替え作業を依頼しましょう。
防水工事業者からすれば個人からも法人からも依頼がある場所で、その意味では特徴的と言えるでしょう。
一般家庭では3階建てだと屋上があるところも多くなるので、屋上の防水工事業者を探す機会もあります。
ベランダやバルコニー以上に雨風や紫外線にさらされる場所なので、定期的な点検やメンテナンスを必要とします。
建物の中では一番気を遣っておくべき箇所です。
屋根

屋根は瓦などの屋根材が雨漏りをカバーしてくれるものの、それだけでは防水効果を十分に発揮できません。
やはり雨風と紫外線をもろに受ける箇所なので、どうしても劣化しやすくなります。
防水工事の塗り替え時期が来た合図は、塗装のはがれやコケ・カビの発生です。
ただ、一般住宅では一番上の階の屋根を見ることが困難なため、2階以上であれば1階など下の階の屋根をチェックしてみましょう。
屋根の場合は、屋根材の塗装をすることで防水効果が更新されるのも特徴です。家の周りに足場を組んで、屋根塗装をしていきます。
養生や汚れ取りなどの作業が必要なため少々時間はかかりますが、予算に余裕がある場合、外壁塗装も一緒に行い、足場代を浮かせることがおすすめです。
サッシ周り

少し意外かもしれませんが、サッシ周りにも防水工事をしておいた方が安心です。
雨水が侵入するのは屋上ベランダ、屋根だけでなく、サッシも対象です。
窓枠の施工不良などで雨が家の中に入ってくることもあれば、台風の暴風が雨をサッシの隙間に入れ込むこともあります。
放置しておくと外壁の内部に悪影響を及ぼすので、サッシ周りの外壁が傷んでしまう前に防水工事をしておきましょう。
雨だけでなく、結露が発生する場合も水が溜まりやすくなるので業者に相談しておくと安心です。
屋外廊下や階段

マンションやアパートには、屋外廊下や階段があります。
こういったところも当然雨で濡れるので、防水工事をしておく必要があります。
工事をしても、防水機能が落ちやすい箇所になるので定期的に塗り替えしていきましょう。
マンションやアパートなどの管理人であるならば、住人が屋外廊下や階段で滑って転ばないように注意しなければいけません。
対策として適切な施工をしてくれる業者に相談し、滑り止めの設置なども検討してもらう必要があります。
防水工事の業者の選び方

防水工事の業者の選び方として、以下を押さえておく必要があります。1つずつ見ていきましょう。
十分な実績があるか
施工実績が豊富な業者は、さまざまな現場での経験に基づいた、適切な提案や施工が期待できるでしょう。過去の施工事例をホームページなどで公開している業者は、技術力やサービスに自信があるため、信頼度が高い傾向にあります。
業者選定で失敗しないためにも、事前に口コミや評判をインターネットで確認し、実際の施工品質や対応などを把握することが重要です。地元で長く営業している業者は、地域からの信頼も厚く、アフターサービスも用意されていることが想定されます。
資格を有しているか
「防水施工技能士」や「建築施工管理技士」などの資格を持っている業者は、専門知識や技術力があるため、安心して任せられます。適切な資格を有しているということは、一定レベルの施工技術が保証されているということです。
また、建設業許可を取得している許可業者かどうかも、チェックすべき重要なポイントです。資格の有無は、業者の公式サイトで確認したり、見積もり時に直接尋ねたりすると良いでしょう。
料金体系が分かりやすいか
見積書が詳細で、どの作業工程にいくらかかるのかが明確に記載されているかを確認しましょう。相場と比較して極端に安い場合は、手抜き工事をされるリスクがあるため注意が必要です。
また、追加料金が発生する条件について、事前にきちんと説明されているかどうかも確認してください。「一式○○円」といった曖昧な表記ではなく、作業内容ごとの内訳が細かく記載されている業者が望ましいでしょう。
防水工事に関するQ&A

防水工事に関して悩みやすい部分をピックアップしました。それぞれチェックしていきましょう。
防水工事をしないとどうなる?
防水が不十分な状態だと、建物内部に雨水などが浸入し、建物の構造部分が腐食してしまう恐れがあります。雨漏りが発生すると、室内にカビが発生したり、壁や天井などの内装が劣化したりすることにつながりかねません。
放置すると修繕費用が高額になり、大規模な改修が必要になることもあります。結果的に建物の寿命が短くなってしまい、資産価値の低下を招くことにもなりかねません。
相見積もりをした方がいいの?
複数の業者に見積もりを依頼する「相見積もり」を行うことで、工事費用の適正価格を把握できます。各社の施工内容や保証の有無などを比較検討し、最適な業者を選ぶための判断材料になります。
相見積もりを嫌がる業者は、不透明な料金設定をしている可能性があるため、注意が必要です。少なくとも、3社以上から見積もりを取り、価格とサービスのバランスを総合的に判断すると良いでしょう。
詐欺業者に引っ掛からないか心配なんだけど?
「今すぐ工事をしないと危険な状態です」などと、不安を煽るような業者には注意が必要です。契約を急かしたり、相場よりも大幅に安い金額を提示したり、契約書を交わさない業者は警戒しましょう。
自治体のリフォーム助成制度を悪用した詐欺も報告されているため、怪しいと感じたら公的機関に相談すると安心です。信頼できる業者を選ぶためには、業者の実績や口コミ、資格の有無などを事前にしっかりと確認しておきましょう。
まとめ

防水工事とは、雨漏りを未然に防ぐための工事です。
一般住宅やアパート、マンションなどで施工箇所が多々あるので、劣化しやすい部分や雨が当たりやすい箇所を中心に工事をしてもらいましょう。
雨漏りをしてから修繕をすると高くつくので、そうなる前に防水工事をしっかりしてもらうことが重要です。
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建物に施す防水工事とはどのような工事なのでしょうか。
この記事では、防水工事の詳細の他、施工箇所別の注意点を解説していきます。
防水が必要な箇所は、ビルやマンションの屋上だけではありません。一般住宅ならベランダやバルコニーからも雨漏りする可能性があるからです。
どのような場所に防水工事を施すべきか見ていきましょう。
防水工事とは?

防水工事とは、主に雨漏りを防ぐために行う工事のことです。建物に水の侵入を許すと修繕費用も高くなり、結果として防水工事をしておいた方が安上がりとなるケースもあります。
防水工事にも色々種類があります。塗料を塗るタイプでは、FRP防水やウレタン防水といった工法が代表的な工法です。シートを張るタイプならシート防水が一般的です。
塗料を塗るタイプは、伸縮性がないと地震が起きた際にひび割れしてしまうものもありますが、軽い塗料なら建物の負担にならず高層マンションなどにおすすめです。シートを張るタイプは塗料を塗る作業よりも均一な作業ができるため、でこぼこしていない平らな面に向いています。
また、どんな材料を使うかによって耐用年数は変わりますが、大体10年周期での塗り替えが推奨されています。工法によって値段も変わるので、予算に応じたものを選んだり、塗り替え作業が少なくなるものを選ぶなど、自分に合った工法を選んでみてください。
施工箇所別の特徴や注意点
防水工事を施す場所は色々あります。屋上はたくさんの雨をたっぷり浴びる場所ですし、外に面しているベランダやバルコニーも防水工事をしておかないと雨漏りの原因になります。
その他、外から雨が侵入しやすい箇所の特徴や注意点をご紹介しましょう。
ベランダー・バルコニー

ベランダやバルコニーは、雨が直接当たる箇所です。
一般家庭においては洗濯物や布団を干すために便利な場所ですが、晴れているときは便利でも、雨が降れば雨漏りのリスクが発生します。
ベランダやバルコニーは常に雨風にさらされているため、防水工事を施しても劣化しやすいのが特徴です。水たまりがあったり、シミが出て着たり、塗装が剝がれていると気付いたら塗り替え作業をお願いしましょう。
雨漏りは、雨が屋根や屋上から侵入してきて起こると考えている方は多いですが、1階部分が雨漏りするなら2階にあるベランダやバルコニーが原因になっていることもありえます。屋根はむしろ屋根材で覆われていますが、ベランダやバルコニーは人が使うことも考えて設計されているため防水工事の必要性は高いと言えるでしょう。
屋上

一般家庭でも屋上がある家はありますが、主にビルやマンションなどの管理人が気を付けなければならない箇所です。商業施設の屋上であれば面積も広くなるので費用は高くなりますが、雨漏りをしてからの方が費用が高くなるので早めの塗り替え作業が必要です。
防水工事業者からすれば個人からも法人からも依頼がある場所で、その意味では特徴的と言えるでしょう。一般家庭では3階建てだと屋上があるところも多くなるので、屋上の防水工事業者を探す機会もあります。
ベランダやバルコニー以上に雨風や紫外線にさらされる場所なので、定期的な点検やメンテナンスを必要とします。建物の中では一番気を遣っておくべき箇所です。
屋根

屋根は瓦などの屋根材が雨漏りをカバーしてくれるものの、それだけでは防水効果を十分に発揮できません。やはり雨風と紫外線をもろに受ける箇所なので、どうしても劣化しやすくなります。
防水工事の塗り替え時期が来た合図は、塗装のはがれやコケ・カビの発生です。ただ、一般住宅では一番上の階の屋根を見ることが困難なため、2階以上であれば1階など下の階の屋根をチェックしてみましょう。
屋根の場合は、屋根材の塗装をすることで防水効果が更新されるのも特徴です。家の周りに足場を組んで、屋根塗装をしていきます。養生や汚れ取りなどの作業が必要なため少々時間はかかりますが、予算があるなら外壁塗装も一緒にして足場代を浮かせることをおすすめします。
サッシ周り

少し意外かもしれませんが、サッシ周りにも防水工事をしておいた方が安心です。雨水が侵入するのは屋上ベランダ、屋根だけでなく、サッシも対象です。
窓枠の施工不良などで雨が家の中に入ってくることもあれば、台風の暴風が雨をサッシの隙間に入れ込むこともあります。
放置しておくと外壁の内部に悪影響を及ぼすので、サッシ周りの外壁が傷んでしまう前に防水工事をしておきましょう。雨だけでなく、結露が発生する場合も水が溜まりやすくなるので業者に相談しておくと安心です。
屋外廊下や階段

マンションやアパートには、屋外廊下や階段があります。こういったところも当然雨で塗れるので、防水工事をしておく必要があります。工事をしても、防水機能が落ちやすい箇所になるので定期的に塗り替えしていきましょう。
マンションやアパートなどの管理人であるならば、住人が屋外廊下や階段で滑って転ばないように注意しなければいけません。そのためには適切な施工をしてくれる業者に相談し、滑り止めなども検討してもらう必要があります。
まとめ
防水工事とは、雨漏りを未然に防ぐための工事です。一般住宅やアパート、マンションなどで施工箇所が多々あるので、劣化しやすい部分や雨が当たりやすい箇所を中心に工事をしてもらいましょう。雨漏りをしてから修繕をすると高くつくので、そうなる前に防水工事をしっかりしてもらうことが重要です。