「2階建て戸建て住宅の鉄骨階段が劣化・腐食しており、階段を登るのが危険なため修繕したい」というご相談を受けました。現地を確認したところ、鉄骨階段の踏面とササラ鋼材の取合い部のアングル鋼を含め、各所で腐食がかなり進行していました。海岸に近い立地であることから、塩害の影響も考えられます。

居住者様にお話を伺ったところ、屋上の点検時以外にはほとんど使用されていない階段とのことでした。そのため、なるべく費用をかけずに修繕を進める方針といたしました。具体的には、ササラや手摺の鋼材は腐食穿孔箇所の部分補修に留め、特に傷みの激しい踏板は全段交換し、塗装を施す内容で修繕工事を行います。

鉄骨階段をすべて交換する場合、足場が必要となり、修繕費用が大幅に増加するため、使用可能な鋼材はできる限り残しました。また、塗装についても、十分なケレンが難しい状況を考慮し、錆転換剤を使用することで防錆効果を高める塗装仕様に配慮しています。

鉄骨階段補修工事

塗装工事

追加工事

2階の居間に、外に出ると踊り場や階段がないため、住んでいて全く使わない扉があり、「見た目を綺麗にできませんか？」というご相談をいただきました。そのため、扉を開かないようにアングルで固定し、内装工事を部分的に施しました。

弊社では、このような工事にも対応可能ですので、お気軽にご相談ください。また、主たる工事（鉄骨階段改修）と同時に施工することで、工種によっては同じ職方が作業の合間に工事を進められ（今回は鉄骨補修工）、工事の諸経費も軽減できます。そのため、ご依頼される方にとってコスト面でのメリットも生じます。

• 場所
  千葉県船橋市
• 施工内容
  鉄骨階段の改修、部分的内装工事（扉）