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外壁のコーキングにおける費用相場まとめ!工事費用を抑える方法も解説

防水工事
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建物を雨水から守る役割を担っているコーキングは、年数が経過することで次第に劣化症状があらわれてくるものです。

この状態を放置していると、雨漏りをはじめとした多くのトラブルの原因になり得るため、定期的にコーキング工事を実施しなければいけません。

しかし、施工を行うには費用が必要となるため、実際にどれくらいの費用がかかるのか知りたいと考えている方も多いでしょう。

そこで今回は、外壁のコーキングにおける費用相場や費用を抑える方法などについて、ご紹介いたします。

外壁のコーキングとは

外壁材同士に生じる隙間を埋め、建物の気密性や防水性を高めるために充填される素材のことをコーキング材といいます。

コーキング材は乾燥することで白いゴムのような形状になり、これが隙間を埋める役割を担っているのです。

外壁材に隙間が生じているとそこから雨水が入り込み、雨漏りをはじめとした多くの問題を引き起こします。

このような問題を未然に防ぐために隙間にコーキング材を充填する工事のことを、コーキング工事と言います。

また、コーキング材の寿命は5年から10年であるため、定期的に施工を計画しなければいけません。

外壁のコーキングにおける費用相場

外壁コーキング工事は、既存のコーキング材を全て撤去してから新しい素材を充填する打ち替えと、既存のコーキング材の上から新しい素材を充填する増し打ちの2種類あります。

費用相場としては、打ち替え工事であれば1mあたり900円~1,200円+既存コーキング材の撤去費用1万円から3万円、増し打ち工事であれば1mあたり500円から900円が相場です。

ただし、これらの費用に加えて足場の設置費用として約15万円から20万円がかかるため、注意しましょう。

これらをもとに、一般的な2階建て住宅に合計180m分の施工を実施すると、打ち替え工事の全体費用はおおよそ33万円から45万円、増し打ちの費用の場合には24万円から37万円前後が相場となります。

主なコーキングの劣化症状

紫外線による経年劣化や、地震・強風によって外壁に衝撃が加わることで、コーキング材に劣化や破損が生じることがあります。

この状態を放置していると、建物の気密性や防水性が失われているため、雨水が建物内部に浸入しかねません。

そのため、コーキング材の異変を発見したら、早急に補修を行う必要があります。

ここでは、コーキング材の主な劣化症状についてご紹介いたします。

ひび割れ、破断

コーキング材の劣化が進んだ場合、柔軟性が失われてひび割れが生じることがあります。

その状態のまま放置しているとひび割れの範囲が広がっていき、破断するといったことにもなり得るのです。

ひび割れや破断が生じると、破損箇所から雨水が入り込んで雨漏りを引き起こす可能性があります。

初期症状としては小さいひび割れから始まりますが、一見するとあまり問題がないように思われて放置されてしまうことがあります。

しかし、次第に症状が悪化していくため、小さいひび割れでも異常があればすぐに業者に相談しましょう。

剥離、欠落

コーキング材の剥離や欠落も、対処が必要となる劣化症状の1つです。

紫外線によってプライマーの効果が薄れることで、この症状が発生することがあります。

これに加えて、施工業者がコーキング工事を実施した際にプライマーを塗り忘れることでも起こり得ます。

そのため、コーキング工事を実施してから年数が経過していないにも関わらず、これらの症状があらわれたら施工不良が考えられるでしょう。

その場合、すぐに施工業者に連絡を行い施工のやり直しを行ってもらうようにしましょう。

コーキング工事費用を抑える3つの方法

定期的に行わなければいけないコーキング工事ですが、施工の際には相応の費用がかかることとなります。

そのため、少しでも工事費用を抑えて家計の負担を軽減したいと考える方は非常に多いです。

コーキング工事費用を抑えるためには、いくつかの方法があります。

ここでは、その方法についてご紹介いたします。

補助金制度を活用する

国や自治体によって、特定の外壁塗装やリフォームを実施する際の補助金制度を設けていることがあります。

コーキング工事を実施する場合、補助金制度を利用すれば費用を抑えられます。

場合によっては、工事費用の20%から25%、もしくは10万円から20万円の補助を受けられるかもしれません。

自身が住む自治体や国のホームページを確認し、補助金制度の適用範囲や条件を確認しましょう。

自社施工の業者に依頼する

自社施工の業者に依頼することで、施工費用を節約できます。

リフォーム会社や大手ハウスメーカーにコーキング工事を依頼すると、下請け業者が施工を行うこととなります。

その場合、仲介手数料が発生するため、費用が高額になりがちです。

一方で、自社施工の業者であれば下請け業者が存在しないため、仲介手数料の発生が抑えられるのです。

さらに、何かしらのトラブルが発生した場合は早急に対処してくれるため、安心してお任せできるでしょう。

2~3社の施工会社から相見積もりを取って比較検討する

複数の業者から相見積もりを取ることで、それぞれの見積内容を比較検討した上で依頼できます。

コーキング工事費用や施工内容、アフターサービスなどの保証制度も見比べられるため、最も条件が良い業者を見つけられるでしょう。

ただし、相見積もりは多くの業者に声をかけすぎると対応に追われてしまうため、2社から3社程度にしておきましょう。

コーキング工事の施工手順

コーキング工事は、ある程度決まった手順で施工を行います。

業者に施工を依頼する場合、どのような工程で施工が進むのかを理解していれば、打ち合わせがスムーズに進むでしょう。

満足できる工事を実現させるためには、事前にコーキング工事の施工手順を知っておくことが大切です。

ここからは、コーキング工事の施工手順をご紹介いたしますので、チェックしてみてください。

清掃を行う

打ち替えを実施する場合、既存のコーキング材を全て撤去しなければいけません。

撤去を行う場合、カッターで切れ目を入れてペンチなどで全て取り除く必要があります。

その後、目地に付着した汚れやほこりなどをきれいにするために、ブラシや刷毛などを用いて清掃を行います。

もし汚れが付着したままコーキング工事を実施すると、施工不良の原因になりかねません。

バックアップ材を目地に装填する

コーキング材を充填する場合、目地底の1面に接着をさせずに2面接着を行う必要があります。

なぜなら、3面接着を行ってしまうとコーキング材の劣化が早まってしまう可能性があるからです。

そのため、目地底にバックアップ材を充填する工程が必要となります。

バックアップ材には3面接着を回避すること以外にも、充填するコーキング材の深さを調整し、きれいに仕上げるという役割もあります。

マスキングテープで養生を行う

コーキング材を充填する場合、施工箇所からはみ出してしまうと外壁を汚してしまい、仕上がりが悪くなる可能性があります。

そのため、周辺をマスキングテープで養生し、はみ出しても外壁材が汚れないような対策を行うことが大切です。

目地にプライマーを塗布する

マスキングテープでの養生が完了したら、次は目地に対してプライマーを塗布する工程です。

プライマーとは、コーキング材の接着力を高める接着剤のような役割を担っている下地剤です。

もし、この工程を忘れる・施工が不十分であった場合、施工後にコーキング材の剥落・欠落などの問題が生じる可能性があります。

さらに、コーキング材の成分が外壁材に染み込むといったことも起こり得るため、適切な量を適切な工程で塗布する必要があります。

コーキング材を目地に充填する

塗布したプライマーが乾燥したら、次はコーキング材の充填です。

コーキングガンと呼ばれる器材にコーキング材をセットし、目地に対して手早く充填して隙間を埋めていきます。

その際にコーキング材の量が少ないと、硬化後に隙間が生じて、施工不良を引き起こしかねません。

そのため、なるべく多くの量を充填することが大切です。

コーキング材はすぐに硬化が始まるため、空気が入り込まないように慎重かつ素早く作業を行うことが欠かせません。

ヘラで整える

コーキング材の充填が完了したら、ヘラを用いて表面を整えます。

この工程がなければ、仕上がりの見栄えが悪くなるので大切な作業となります。

コーキング材の隙間や充填不足の有無を確認し、問題がなければマスキングテープを剥がして作業完了です。

まとめ

東京都中央区に拠点を置く修工舎は、修繕工事や防水工事、塗装工事といったお住まいに関するあらゆる施工を承っている業者です。

弊社には専門知識や資格を有するベテランスタッフが多数在籍しておりますので、建物の状態だけではなく周辺環境を意識した丁寧な施工を行っております。

調査から施工、アフターサービスまで一貫して承っていることや、建物診断や劣化診断にも対応できるなど、お客様のご要望を実現できる強みがあると自負しております。

建物の異変や不具合が生じた際の調査やお見積もりは無料で実施しておりますので、お気軽にご相談ください。

外壁のコーキング工事をお考えの際は、ぜひ修工舎にお任せください。

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