「劣化による雨漏りが心配…」
一戸建ての築年数が経過すると、雨漏りが心配になってくる人もいるでしょう。
しかし、防水工事にかかる費用がわからず、なかなかメンテナンスに踏み切れないという人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、一戸建てにおける防水工事の費用についてわかりやすく解説します。
また、費用を抑えるコツや一戸建ての防水工事を依頼するときのポイントについても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
- 一戸建ての防水工事にかかる費用
- 一戸建ての防水工事を依頼するときのポイント
- 一戸建ての防水工事にかかる費用を抑えるコツ
費用をかけてまで一戸建ての防水工事をする必要はあるの?

「そもそも費用をかけてまで一戸建ての防水工事をする必要があるの?」と聞かれることがありますが、答えは「はい」です。
一戸建ての防水工事をしたほうがいい理由はいくつかあるので、見ていきましょう。
- 建物の耐久性が高まる
- 浸水を防げる
- 雨漏りを防げる
- 自然災害から建物を保護できる
防水工事をすることにより、建物の損傷や劣化を防げるので、結果として建物の寿命が延びます。
また、防水工事をせずに建物の劣化スピードが速まると、結局メンテナンス費用が高くつく可能性があります。
長い目でみると、防水工事をしたほうが経済的であるケースもあると覚えておくとよいでしょう。
一戸建ての防水工事にかかる費用を工法別に紹介

一戸建ての防水工事にかかる費用を、以下の工法別に紹介します。
- FRP防水
- ウレタン防水
- ゴムシート防水
- アスファルト防水
- 塩ビシート防水
それぞれの詳細を見ていきましょう。
FRP防水|耐久性・防水性に優れている
FRP防水は、屋上の防水工事などに使われる工法で、耐久性や防水性に優れています。
軽量かつ丈夫な防水層を作れるため、新築の戸建てにも使われることが多い傾向があります。
さらに、塗布したあと乾燥するまでの時間が短いのも特徴です。
FRP防水の1平方メートルあたりの目安は、4,000〜8,000円ほどです。
ただし、以下の点には注意してください。
- 紫外線に弱い
- ひび割れが生じやすい
FRP防水については、以下の記事もチェックしてみましょう。

ウレタン防水|凹凸箇所もきれいに施工できる
ウレタン防水は、施工箇所に液体状のウレタン樹脂を塗り重ねることで防水層を作ります。
そのため、凹凸がある箇所も複雑な形状もきれいに施工できます。
工事期間は4〜7日程度で、1平方メートルあたりの価格帯は4,500〜7,500円ほどです。
ただし、以下の点には注意しましょう。
- 塗布には職人の高度な技術が必要である
- 乾燥に時間がかかる
ウレタン防水については、以下の記事でも解説しています。

ゴムシート防水|伸縮性に優れている
ゴムシート防水は、施工箇所に合成ゴム製のシートを貼り付けて防水層を作ります。
伸縮性に優れているのが特徴で、耐久性も高い傾向があります。
さらに、シートなので仕上がりにムラが出ない点も魅力です。
工期は3〜5日程度で、1平方メートルあたりの費用相場は2,100〜7,500円ほどです。
ただし、シートを貼るだけとはいっても、誰でも簡単に施工できるわけではありません。
ゴムシート防水の交換費用については、以下の記事でチェックしてみてください。

アスファルト防水|寿命が長い
アスファルト防水は、施工箇所にアスファルトを染み込ませたルーフィングシートを重ね貼りして防水層を作ります。
防水性だけではなく耐久性も高いのが特徴で、寿命が長い点が魅力です。
工期は7〜10日程度とやや長く、1平方メートルあたりの目安は5,500〜8,000円ほどです。
ただし、狭いところでの施工は容易ではなく、一戸建てではあまり見かけません。
なお、アスファルト防水の詳細は、以下でも解説しています。

塩ビシート防水|均一な品質で仕上げられる
塩ビシート防水は、施工箇所に塩化ビニル樹脂製のシートを貼り付けて防水層を作ります。
広範囲を均一な品質で仕上げられるという特徴があり、屋上やベランダなどで使用されます。
工期は3〜5日程度で、1平方メートルの価格帯は2,100〜7,500円ほどです。

一戸建ての防水工事にかかる費用を抑えるコツ

一戸建ての防水工事にかかる費用を抑えるコツは、以下のとおりです。
- 複数の業者から見積もりを取る
- メンテナンスを定期的に行う
- 補助金や助成金をうまく活用する
複数の業者から見積もりを取れば費用相場がわかり、金額を比較したうえで防水工事を依頼できます。
さらに、メンテナンスを定期的に行うことで、大規模な工事の必要がなくなり、費用を抑えられます。
また、住んでいる地域によっては補助金や助成金を活用できるので、業者に聞いてみましょう。
一戸建ての防水工事を依頼するときのポイント

一戸建ての防水工事を依頼するときのポイントは、以下のとおりです。
- 業者の実績が豊富か確認する
- 丁寧な対応をしてくれるか確認する
- 資格を持っている担当者がいるか確認する
- アフターサービスの充実度を確認する
依頼後に想像と違ったと後悔したくない人は、ここでしっかりとポイントを押さえておきましょう。
業者の実績が豊富か確認する
一戸建ての防水工事を依頼するときは、業者の実績が豊富か確認しましょう。
実績が豊富な業者は経験値が高く、顧客満足度が高いことが予想されます。
実績の乏しい業者に依頼すると、打ち合わせや施工がスムーズに進まない可能性があります。
実績は、ホームページやパンフレットなどの施工事例を確認しましょう。
また、SNSなどで口コミを調べるのもおすすめです。
丁寧な対応をしてくれるか確認する
丁寧な対応をしてくれるかどうかも重要な要素です。
たとえば、工事内容を丁寧に説明してくれたり、希望をしっかりと聞いてくれたりする業者がおすすめです。
対応が雑な業者は意思の疎通が難しくなり、最終的に工事の相談がしにくくなる可能性があります。
納得のいく施工をしてもらうためにも、対応が丁寧かどうかはチェックしてください。
資格を持っている担当者がいるか確認する
防水工事を依頼する前に、資格を持っている担当者がいるかも確認してみてください。
資格保有者のいる業者は、スキルの向上に積極的である可能性が高く、安心して施工を依頼できます。
具体的には、防水施工技能士などの資格を持っている人がいる業者がおすすめです。
アフターサービスの充実度を確認する
一戸建ての防水工事を依頼するなら、アフターサービスの充実度の確認も忘れてはいけません。
たとえば、以下のアフターサービスを実施している業者を選ぶとよいでしょう。
- 工事完了後の定期点検および補修
- 工事後の不具合やトラブルへの対応
施工後のトラブルを避けるためにも、アフターサービスの充実している業者を選ぶのがおすすめです。
一戸建ての防水工事の費用に関連したFAQ

一戸建ての防水工事の費用に関連したFAQを紹介します。
- ベランダの防水工事の費用相場はどれくらいですか?
- 防水工事は何年くらいもちますか?
- ベランダの防水工事は自分でもできますか?
FAQに目を通すと、理解がより深まります。
一つずつ回答を見ていきましょう。
ベランダの防水工事の費用相場はどれくらいですか?
ベランダの防水工事(3〜10平方メートル程度)の費用相場は、以下のとおりです。
種類 | 費用 |
---|---|
FRP防水 | 10〜15万円程度 |
ウレタン防水 | 8〜12万円程度 |
トップコート防水 | 3〜5万円程度 |
ただし、ベランダの防水工事については、施工方法や面積などで費用が異なります。
上記は参考程度にとどめ、詳しく知りたい場合は直接業者に見積もりを依頼しましょう。
防水工事は何年くらいもちますか?
防水工事の耐用年数は、以下のとおりです。
種類 | 耐用年数 |
---|---|
シート防水 | 10〜15年程度 |
ウレタン防水 | 8〜10年程度 |
アスファルト防水 | 15〜30年程度 |
アスファルト防水が最も耐用年数が長いですが、施工できるかどうかは形状によって異なります。
また、環境によっては耐用年数よりも短くなることもあるので、定期的に状態をチェックするのがおすすめです。
ベランダの防水工事は自分でもできますか?
ベランダの防水工事は自分でもできます。
たとえば、DIYで簡易防水も可能です。
ただし、簡易防水を行うと、場合によっては次回以降のメンテナンス費用が上がってしまう可能性があります。
また、施工がうまくできていなければ結局業者に依頼することになり、時間と費用を無駄にしてしまいます。
そのため、特別な事情がなければベランダの防水工事はプロに任せるのがおすすめです。
まとめ|一戸建ての防水工事なら修工舎にお任せください

一戸建ての防水工事にかかる費用は、工法によって異なります。
最も費用がかかるのはFRP防水やアスファルト防水です。
一方で、ゴムシート防水や塩ビシート防水は費用を安く抑えられる可能性があります。
さらに、複数の業者から見積もりを取ったり、補助金などを活用したりすれば、より費用を抑えられるかもしれません。
また、一戸建ての防水工事を依頼するときは、以下の点を確認しましょう。
- 業者の実績が豊富か確認する
- 丁寧な対応をしてくれるか確認する
- 資格を持っている担当者がいるか確認する
- アフターサービスの充実度を確認する
どの業者を選べばいいのかわからない場合は、防水工事の施工実績が豊富な修工舎にご相談ください。
補助金対応工事かどうかも丁寧に説明いたします。