コーキングとシーリングに違いはあるの?目的ややり方をまとめて解説
雨漏りなどの対処法を調べていると、コーキングやシーリングという言葉をよく目にしますよね。
しかし、コーキングとシーリングの違いがわからず、困惑している人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、コーキングとシーリングの違いについて詳しく解説します。
また、コーキング工事の種類や、やり方なども解説しますので、コーキングのことを知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- コーキングとシーリングの違い
- コーキング工事の種類
- コーキングのやり方
修工舎は、お客様に寄り添ったサービスを提供しています。
修繕工事や塗装工事のプロであり、もちろんコーキングも可能です。
「雨漏りが気になる」「建物の隙間が気になる」という人は、以下のリンクからお気軽にお問い合わせください。
【結論】コーキングとシーリングに違いはない
コーキングとシーリングは、厳密にいえばシーリング材と油性コーキング材という違いがあります。
シーリング材 | 構造物の目地や隙間部分に充填して防水性や気密性といった機能を向上させるもの。 |
油性コーキング材 | 展色材、鉱物質充填剤を混ぜて作ったペースト状のシーリング材。 |
簡単にいうと、油性コーキング材以外は全部シーリング材です。
しかし、国内で扱う場合はコーキングとシーリングに違いはなく、同じものだと認識して問題ありません。
日本には、1952年頃にシーリング材が輸入されるようになりました。
これが油性コーキング剤であったことから、現在日本では同じ意味の言葉として扱われているようです。
コーキング(シーリング)の目的
コーキングは動きの多い目地や隙間といった部分に、防水性や気密性などを確保する目的で専用の材料を充填します。
隙間から入る雨水を防げるため、建物の劣化を抑えたり、雨漏りを予防したりできます。
目地にひび割れや肉やせなどの劣化がみられる場合は、速やかにコーキングしましょう。
コーキング工事は大きく2種類に分けられる
コーキング工事は、大きく2種類に分けられます。
- 打ち替え
- 増し打ち
それぞれのメリットやデメリットなどをみていきましょう。
打ち替え|コーキング材を充填する
打ち替えは、既存のコーキング材を取り除き、新しいコーキング材を充填します。
費用相場は、1平方メートルあたり900〜1,200円程度です。
打ち替えは、耐久性が高まるのが魅力で、防水性も高まるため雨水が入り込むのを防ぐことも期待できます。
ただし、既存のものを取り除く作業があるため、手間や時間がかかるのはデメリットといえるでしょう。
増し打ち|コーキング材を塗り重ねる
増し打ちは打ち替えとは異なり、コーキング材を塗り重ねます。
既存のコーキング材を取り除く必要がないため、手間や時間がかからないというメリットがあります。
さらに、建物を傷つける可能性が低いことも魅力の一つでしょう。
ただし、既存のものの損傷や劣化が激しい場合は、増し打ちでは対応できません。
また、費用相場は、1平方メートルあたり500〜900円程度です。
コーキング(シーリング)のやり方
コーキングに必要な道具は、次のとおりです。
- マスキングテープ
- 刷毛
- プライマー
- コーキング剤
- コーキングガン
- ヘラ など
自分でも揃えられますが、種類も多く、ミスをすると施工に支障が出るため慎重に判断した方が良いでしょう。
また、コーキングの手順は大きく7つのステップに分かれています。
- 施工箇所を清掃する
- 目地のサイズを整える
- 目地の外側にマスキングテープを貼る
- プライマーを塗る
- コーキング剤を充填する
- ヘラで平らにならす
- マスキングテープを剥がす
ただし、コーキングには正確かつ繊細な作業が必要です。
さらに、高所での作業が必要になるケースも多く、危険が伴います。
そのため、自分でやるのはおすすめできません。
シーリング材は種類によって使い分けが必要
シーリング材は、適当に選んではいけません。
もし適当に選んでしまうと、適切な効果を期待できないでしょう。
種類によって使い分けることで、大きな効果を得られます。
硬化剤の有無による違い
シーリング材は、硬化剤の有無によって2種類に分けられます。
一成分系 | 硬化剤を使用しなくても硬化する |
二成分系 | 硬化剤と混ぜることで硬化する |
一成分系は、ホームセンターなどでも購入でき、比較的扱いやすいのが特徴です。
二成分系は、専門的な知識がなければ扱うのは難しいという特徴があります。
施工範囲が狭ければ一成分系、広ければ二成分系を使うといった使い分けがおすすめです。
主成分による違い
シーリングは、主成分によっても種類が分かれます。
主成分 | 特徴 |
ウレタン樹脂 | ・比較的費用が安い ・シーリング材の上から塗装可能 |
シリコン | ・乾燥が速い ・耐久性が高い |
変形シリコン樹脂 | 幅広い用途で利用可能 |
費用を抑えたいならウレタン樹脂、耐久性の高さを求めるならシリコン、さまざまな用途で利用したいなら変形シリコン樹脂といった具合に使い分ける必要があります。
使い分けの判断は難しい
シーリング材は、硬化剤の有無や主成分による違いによってさまざまな種類があります。
したがって、自分で使い分けを判断するのは難しいでしょう。
そのため、シーリング材についてはプロに相談するのがおすすめです。
「でも、どこに相談すれば良いのかわからない…」
このような場合は、修工舎にご相談ください。
修工舎は、コーキング工事を含めた修繕工事、塗装工事のプロフェッショナルです。
これまでにもさまざまな施工を行ってきた実績があり、お客様に最適な提案をいたします。
コーキング工事についてお悩みの人は、以下のリンクより一度ご連絡ください。
コーキングとシーリングの違いについてよくある質問
コーキングとシーリングの違いについてよくある質問に回答します。
- 外壁にシリコンコーキングはダメですか?
- コーキングの寿命はどれくらいですか?
- コーキングの別名は何といいますか?
理解を深めるためにも、それぞれの回答をしっかりと確認しましょう。
外壁にシリコンコーキングはダメですか?
外壁にシリコンコーキングは、おすすめできません。
シリコンコーキングは安く、水回りなどでよく使われます。
しかし、上から塗装した場合に塗料が密着せず、剥がれてしまいます。
そのため、外壁に使うのはやめた方が良いでしょう。
コーキングの寿命はどれくらいですか?
コーキングの寿命は、5〜10年といわれています。
施工後は弾力のある状態を保てますが、年数が経過すると弾力性は失われていきます。
劣化が進むと雨漏りなどが発生するようになるため、定期的に点検し、必要に応じて修繕を検討しましょう。
コーキングの別名は何といいますか?
コーキングは、日本ではシーリングと同じ意味で使われていると説明しました。
そのほかにも、シール工事やシーラントと呼ばれることがあります。
施工業者とやり取りする際は、注意しましょう。
まとめ|コーキングを検討しているなら修工舎にご相談ください!
コーキングとシーリングに大きな違いはありません。
コーキングの目的は、防水性や気密性などを確保することです。
しかし、施工方法が複数ある上、コーキング剤の種類によって使い分けが求められます。
さらに、高所での作業が必要になるケースもあるため、自分で行うのはおすすめできません。
私たち修工舎は、豊富な知識とノウハウがあるため適切にコーキング工事を行えます。
加えて、さまざまな資格を持つスタッフが数多く在籍しているため、安心してご依頼いただけます。
コーキングを検討している人は、以下のリンクから修工舎へお気軽にご連絡ください。