株式会社修工舎

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屋根の修理にかかる費用は?修理別の費用相場や費用をおさえるポイントを徹底解説

防水工事

屋根は建物を雨風や紫外線から守る役割を担っており、他の箇所よりも劣化や破損しやすい箇所です。

そのため、長期間放置していると雨漏りが生じる危険性が非常に高い場所でもあります。

そんな屋根にはさまざまな種類があり、ご自宅ごとに使用している屋根材が異なります。

まずは自身がどの屋根材を使用しているのかを知り、さらには修理別の費用相場を知っておくことで万が一の時に備えられるでしょう。

また、今の段階から修理が発生した場合の費用をおさえる方法を知っておくことで、少しでも負担を軽減できるといえます。

そこで今回は、屋根の修理別の費用相場や費用をおさえるポイントについてご紹介いたします。

屋根材の種類は?

屋根と一口にいっても、ご自宅ごとに使用している屋根材は大きく異なります。

しかし、ご自宅に使用されている屋根材には、どのような特徴があるのか分からないという方も多いでしょう。

ここでは、屋根材の種類や特徴についてご紹介いたします。

スレート屋根

スレート屋根は、ご自宅から工場まで幅広く用いられることが多い屋根材です。

厚さ5㎜であり、重さは1㎡あたりおよそ21gという非常に軽いといった特徴があります。

そのため、建物に掛かる負担が少ないです。

また、他の屋根材と比べて価格が安いため、施工に掛かる費用をおさえられます。

そんなスレート屋根の耐用年数は、15年から20年です。

耐用年数を迎えるまでに小まめなメンテナンスを行うことで寿命を伸ばせるケースがあるため、定期的に業者に状況の確認を依頼しましょう。

瓦屋根

瓦屋根にはいくつか種類があり、最もオーソドックスな陶器瓦、洋風のご自宅で使用されることが多い赤瓦の素焼瓦、焼き上げた瓦をいぶすことで表面に炭素の膜を施すいぶし瓦など、さまざまあります。

瓦屋根を用いるメリットの1つが、耐久性の高さです。

瓦自体が頑丈なため、メンテナンスが少なく済むといった特徴があります。

さらに、瓦が1枚割れたとしてもその箇所だけ取り換えるといった対応ができるため、補修工事の手間やコストが少ないです。

そんな瓦屋根の耐用年数は、50年以上という非常に長い期間です。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板とはアルミニウムや亜鉛、シリコンなどの素材を合成して作られた屋根材です。

ガルバリウム鋼板は金属であるものの、サビが生じにくいためご自宅の美観を保てるといったメリットがあります。

また、薄さが1~3㎜であり、瓦の10分の1程度の重さしかないため、ご自宅への負担が少なくて済みます。

そんなガルバリウム鋼板の耐用年数は、25年から35年です。

屋根修理の費用相場とは?

屋根修理は、症状に応じてさまざまな種類があります。

修理の種類によって費用相場が大きく異なるため、それぞれの費用相場を知っておくことが大切です。

ここでは、屋根修理の費用相場についてご紹介させていただきます。

屋根塗装

屋根塗装を行う場合、おおよそ40万円から50万円が相場とされています。

屋根塗装には工事費用だけではなく塗料代、施工のための足場代が含まれています。

比率としては、塗料代が20%、工事費用が30%、足場費用が20%、残りはその他費用です。

ただし、屋根材や屋根の状態、施工面積や使用する塗料のグレードによって金額が大きく変動するため、細かい金額を知りたい場合には専門業者に見積もり依頼することをオススメします。

部分修理

部分修理とは、屋根の一部のみを補修工事することです。

スレート屋根やガルバリウム鋼板の屋根材のめくれやズレ、割れなどはおよそ5万円から15万円で修理が可能です。

ただし、瓦屋根の場合には費用がやや割高となってしまい、10枚程度の修理では10万円から30万円の費用が掛かります。

カバー工法

カバー工法とは既存の屋根を撤去せずに、ルーフィングシートと新しい屋根材をかぶせることで施工するリフォーム工事です。

この工法は、スレート屋根やガルバリウム鋼板など平板の屋根材の上からであれば施工が可能です。

既存の屋根材を撤去する必要がないため、短期間・低コストで施工できるといった特徴があります。

施工の費用相場は1㎡あたり8千円から1万円くらいであり、おおよそ60万円から250万円が必要になるでしょう。

葺き替え

葺き替え工事は、既存の屋根材を撤去して新しい屋根材を設置する方法です。

カバー工法よりも費用が掛かるものの、屋根材を新しくするため、建物の寿命を伸ばせるといった魅力があるリフォーム工事です。

施工の費用相場は、瓦屋根から別の屋根材にする場合には総額で80万円から300万円、スレート屋根やガルバリウム鋼板で施工する場合には70万円から200万円前後とされています。

屋根の修理費用をおさえる3つのポイント

屋根の修理費用の相場についてご紹介させていただきましたが、この費用はいくつかのポイントを押さえることで費用を安くできるかもしれません。

ここでは、屋根の修理費用をおさえるポイントについてご紹介させていただきます。

1. 相見積もりを取る

屋根の修理は、施工する業者によって金額に差が生じます。

そのため、施工を検討した際、1つの業者だけではなく複数の業者に見積もりを依頼することで、それぞれの業者の見積書を比較検討できます。

比較検討することでより安い業者を見つけられるため、修理費用をおさえられるでしょう。

2. 火災保険や補助金などが使えるか確認する

屋根の修理では、火災保険や補助金を利用することでお得に施工できるケースがあります。

火災保険の場合、雨や強風、雹や雪などの自然災害が原因であること、被災から3年以内に申請を行うこと、修理費用が免責金額を超えることの3つの条件を全て満たすことで利用可能です。

ただし、経年劣化や人的なものが原因である場合には利用できないため注意しましょう。

また、省エネ性・耐震性向上を目的とした、断熱・遮熱塗料の使用や断熱材を敷くなどのリフォーム工事の場合には、施工前に申請することで補助金を利用できます。

この補助金は、自治体によって条件や金額が異なるケースがあるため、リフォーム工事をご検討の方は事前に役所で確認しましょう。

3. 外壁塗装などまとめて依頼する

屋根の修理を行うタイミングと一緒に外壁塗装をまとめて依頼することで、負担を軽減することができます。

施工の際には足場を組む必要がありますが、足場の組立・解体には費用が掛かります。

そのため、屋根修理と外壁塗装工事を別時期に行うのではなく同時に行うことで、足場の組立・解体が1回で済むため、コストを削減することが可能です。

この方法で施工することによって、10万円から20万円の節約ができます。

屋根修理をDIYでやるべきでない理由

軽微な屋根修理が必要になった場合、業者に依頼するよりも自身で施工しようと考える方がいらっしゃいます。

業者に依頼せずにDIYで行うことで大幅な節約ができるかもしれません。

しかし、それには思わぬリスクがあるのです。

ここでは、屋根修理をDIYでやるべきでない理由についてご紹介いたします。

高所作業で危険がともなう

足場が不安定な屋根では、安全対策を徹底していなければ転落の危険性があります。

プロの業者は安全対策を万全にしており、安全帯などの器具を装備して施工を行います。

そのため、屋根工事を専門知識や経験がなく、安全を守る器具を装着しないで作業すると、転落による大きな事故に繋がりかねません。

高所作業は危険が伴うため、安全のためにも業者に依頼することをオススメします。

状況が悪化するリスクがある

屋根の破損や雨漏りを修繕には、専門知識や経験が求められます。

また、不具合が生じている箇所の正確な特定は非常に難しい作業です。

その状態の屋根に対してDIYで修理を行おうとすると、より状況が悪化するケースがあります。

このようなトラブルを回避するためには、プロである業者に任せましょう。

まとめ

今回は、屋根の修理別の費用相場や費用をおさえるポイントについてご紹介させていただきました。

屋根は建物を守る大切な箇所であるため、小まめなメンテナンスと最適なタイミングで修繕・リフォーム工事を行う必要があります。

専門業者へ定期的に屋根の状況を確認してもらい、常に万全の状態を整えておきましょう。

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