雨漏りが発生した場合、家具・家電の破損や建物本体の寿命の低下など、多くの問題を引き起こさせる可能性があります。

そのため、雨漏りが発生したら早急に業者に相談し、迅速に修繕を行わなければいけません。

業者に修理を依頼するためには、見積もりを依頼して契約する必要がありますが、雨漏り修理の見積もりを依頼する際は押さえておくべきポイントがあります。

それらのポイントを押さえることで、安心・安全な施工を実現できるのです。

今回は雨漏り修理の見積もりで大切なポイントや、費用相場・手順などについてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。

雨漏りの修理における費用相場

一口に雨漏りの修理といっても、原因箇所ごとに修理費用が大きく異なります。

例えば、窓サッシ・天窓やベランダからの雨漏りであれば3万円から25万円、天井からの雨漏りであれば10万円から15万円が相場です。

また、屋上からの雨漏りは20万円から100万円、屋根からの雨漏りであれば1万円から45万円、外壁からの雨漏りは5万円から50万円といったように、発生箇所によっては高額な費用が発生する可能性があります。

しかし、雨漏りを放置していると症状が悪化していくため、早急に修繕を行わなければいけません。

雨漏りを放置した結果、屋根全体を張り替えるなどの状態になると、修理に100万円以上の費用が発生することもあります。

そのため、雨漏りは放置せずに発見次第早急に専門業者に相談することをおすすめします。

雨漏り修理の見積もりで大切なポイント3つ

雨漏り修理の見積もりを依頼する場合、押さえておくべきポイントがいくつかあります。

そのポイントを押さえることで、安心して雨漏り修理を行えるようになるでしょう。

ここでは、雨漏り修理の見積もりで大切なポイントについてご紹介いたします。

1.雨漏り修理の費用相場を理解しておく

雨漏り修理を行う上で、修理にかかる費用の相場を理解しておくことは非常に大切です。

なぜなら、相場を理解していなければ業者に提示された金額が適正なものかどうかを判断できないからです。

金額の相場を知らずに業者に提示されたままの金額で契約を行った結果、相場よりも高額な工事を依頼してしまうケースがあるでしょう。

相場の金額は、先述の「雨漏りの修理における費用相場」の項目でご紹介させていただいた内容も参考にしていただき、適正な見積もりかどうかを判断してみてください。

2.複数社で相見積もりを依頼する

雨漏り修理を検討する際は、複数の業者への相見積もりが欠かせません。

複数の業者に相談することで、業者ごとに提示する金額を比較検討できます。

金額は業者ごとに異なるため、複数業者の中から最も安く施工できる業者に依頼できるでしょう。

また、見積書の内容を見比べることで、雨漏り修理の相場感や施工内容を把握できるなど、多くのメリットがあります。

さらに、一部の悪徳業者に騙されるリスクも軽減できるため、安全な施工を行いやすくなるでしょう。

相見積もりには多くのメリットがあるため、必ず複数の業者から相見積もりを取ることをおすすめします。

3.建物のメンテナンス状況を事前確認する

雨漏り修理の見積もりを行う際は、発生原因を正確に特定する必要があります。

そのため、正確な見積書の作成を業者に依頼するのであれば、建物のメンテナンス状況を事前に確認して、業者に伝えることが大切になります。

仮に10年以上建物のメンテナンスを行っていない場合は、建物の経年劣化が雨漏りの原因である可能性が高いでしょう。

一方で、メンテナンス直後であれば、施工不良が生じていることが考えられるのです。

メンテナンス状況によって雨漏りの発生原因を特定できるため、事前に確認を行うことでスムーズな修理を行えるのです。

雨漏り修理の見積もりを依頼する手順

雨漏り修理を業者に依頼する前に、まずは見積もりを依頼から始めることが一般的です。

しかし、見積もり依頼を行うために、どのような手順があるのか分からない方も多いでしょう。

手順を知ることで、実際に依頼する際にスムーズな流れで雨漏り修理を行えるはずです。

ここでは、雨漏り修理の見積もりを依頼する手順についてご紹介いたします。

1.雨漏りの状況を把握する

雨漏りが発生した際に、発生箇所を正確に特定することは容易ではありません。

発生箇所を特定するためには、目視や散水調査、発光液調査や赤外線調査などのさまざまな方法で調査する必要のあるケースもあります。

そのため、早急に雨漏りの発生箇所を正確に特定するために、雨漏りの状況を把握することが欠かせません。

業者に雨漏り修理を依頼するのであれば、雨漏りが発生した時の状況を正確に伝える必要があります。

例えば、発生時に画像や動画を撮影する・記録を残しておくといった行動が効果的です。

雨漏りが発生した際は慌てず状況を記録し、その情報を可能な限り正確に業者に伝えましょう。

2.業者を探す

雨漏り修理に対応できる業者を探して、実際に依頼をする必要があります。

業者を探す場合、ホームページを活用すれば多くの業者を発見できるはずです。

ただし、業者の中には悪徳業者も存在しており、仮に悪徳業者に依頼するとトラブルになりかねないため注意が必要です。

お問い合わせ時の対応やホームページの情報などで、信頼できそうな業者をピックアップしましょう。

3.現地調査と説明を受ける

業者に見積もり依頼をすることで、現場の状況を把握するための現地調査が行われます。

現地調査により、雨漏りの発生箇所や原因を特定し、建物の状況を把握することでどのような施工を行わなければいけないのかを見極めます。

また、業者からお客様に対して、調査の見解や今後どのような形で施工を進めていくのかについて説明があるので、しっかりと聞いておきましょう。

4.複数の業者を見比べる

ピックアップした業者のそれぞれから見積書の提示と説明を受けた後は、業者を比較検討していく必要があります。

提出された見積書は、施工にかかる金額だけではなく、見積書の書き方や内容も比較検討をする材料になります。

優良な業者であれば、見積書にどのような施工を行うのかを項目ごとに丁寧に記載されているはずです。

一方で、悪徳業者の場合は見積書の内容が分かりづらい・大雑把であることや、金額相場よりも極端に高すぎる・安すぎるなどといった特徴があります。

このような違和感のある見積書を提案された場合、その業者に依頼しないようにしましょう。

5.自分の気に入った業者に依頼する

複数の業者を見比べて、最もニーズに合っている業者に依頼しましょう。

依頼後は打ち合わせを重ねて、施工の日程などを決めていくことになります。

その後日程が決定次第、雨漏り修理の施工が行われます。

雨漏りは発生から時間が経てば経つほど状態が悪化していくため、事前に依頼の手順をチェックしておき、早めに行動することが大切です。

雨漏り修理の業者を見極めるポイント

雨漏り修理を無事に成功させるためには、技術力があり対応が丁寧な優良業者への依頼が必要不可欠です。

優良業者に依頼するには、いくつかのポイントを押さえた業者選びが欠かせません。

ここでは、雨漏り修理の業者を見極めるポイントについてご紹介いたします。

1.現地調査をしてくれるかどうか

雨漏りは発生箇所や原因を正確に特定するのが非常に難しいため、現地調査を行うことが欠かせません。

しかし、一部の業者は現地調査をせず、概算で見積書の作成を行うケースがあります。

このような見積書は、後々金額が変動する可能性があるため、注意しなければいけません。

信頼できる業者は現地調査を徹底的に行い、雨漏りの原因を正確に特定したうえで金額を提示してくれます。

そのため、雨漏り修理の業者を見分けるポイントの1つとして、現地調査の有無は重要な判断材料になるでしょう。

2.状況を写真や動画で共有してくれるか

屋根から雨漏りが発生している場合、業者が屋根に登り原因を確かめます。

しかし、依頼主は屋根に登ることができないため、業者が撮影した写真・動画でしか現場の状況を把握できません。

優良な業者であれば、撮影した写真・動画をもとに施工の説明を行います。

しかし、悪徳業者の場合は噓の説明で、本来発生する費用以上の金額を要求してくる可能性があります。

そのため、写真・動画を共有せずに嘘の説明をして、高額な施工を行うように提案してくることが考えられるでしょう。

写真・動画の共有を嫌がる場合は何らかの後ろめたいことがある可能性があるため、注意が必要です。

3.雨漏り診断士が在籍しているか

雨漏り診断士とは、NPO法人雨漏り診断士協会が認定する雨漏りのプロを指します。

講習・試験を受け、一定の雨漏り修理技術を習得した方が雨漏り診断士と認定・登録されているため、雨漏りに対する深い知識を有しています。

そのため、依頼する業者に雨漏り診断士が在籍していれば、安心して施工を依頼できるでしょう。

一部の業者には雨漏りの知識が少なく、低品質な施工を提供している業者もあります。

このような業者に依頼すると、後から施工不良が生じる可能性が高いといえるでしょう。

雨漏り修理の業者を比較検討する際は、雨漏り診断士が在籍しているかどうかを確認しておくことをおすすめします。

4.明瞭な見積もりを提示してくれるか

見積書の内容は、信頼できる業者か否かを判断する際に最適な材料です。

例えば、悪徳業者の見積書は「雨漏り修理工事一式」などのようにまとめて記載されているケースがあり、どのような施工を行うのかが分かりづらくなっています。

また、根拠のない大幅な値引きや施工に関する詳しい情報が記載されていないなど、さまざまな点において不自然な点があります。

そのため、雨漏り修理の業者が提示した見積書を依頼前に入念にチェックして、明瞭な内容であるかを確認することが大切です。

5.修理の実績があるか

雨漏り修理の業者の施工実績を確認することは、非常に重要なポイントです。

施工実績が豊富であれば、高い技術力・対応力を有していると判断できるため、安心して依頼できるでしょう。

一方で、施工実績が少なければ不慣れであるが故のミスによる施工不良が生じる可能性があります。

施工実績はホームページに記載されていることが多いですが、仮に記載されていない場合は担当者に直接確認することをおすすめします。

まとめ

東京都中央区に拠点を置く修工舎では、戸建て住宅やマンション・ビルなどのさまざまな建物における雨漏り修理のご依頼を承っております。

弊社は創業以来、東京都や埼玉県、千葉県や神奈川県、茨城県の一部などの幅広いエリアにおいて施工を行ってまいりました。

お客様にご満足いただける高品質な施工に加えて、ご依頼・ご要望に応じた柔軟な対応も可能です。

弊社は調査から施工、アフターサービスまで一貫して行っており、調査は無料で承っております。

また、保証制度も万全であるため、雨漏りが発生した際もお客様のお悩みに寄り添ったサポートを行います。

雨漏りでお困りの方や信頼できる雨漏り修理の業者をお探しの方は、ぜひ修工舎にご相談ください。